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朝倉地域のカキを守るために
更新日:2021年2月3日更新
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令和2年12月~令和3年1月にかけて、JA筑前あさくら柿部会朝倉地区の部会員によるカキ園の伐採作業が行われました。
朝倉地域は県内有数のカキ産地ですが、担い手の高齢化や後継者の不足、さらには平成29年7月九州北部豪雨の被災により耕作をやめていく園地や荒廃園が増加しています。これらの園地は、放任されると野生鳥獣や病虫害の温床となり周辺の耕作園に悪影響を及ぼすため、伐採とその後の適正な維持管理が必要です。しかし、伐採作業には一定の経費と労力が求められます。
そこで、柿部会では耕作園を守りカキ産地を維持していくために、鳥獣被害防止総合対策交付金(国庫事業)を活用した荒廃園の伐採活動に取り組むこととしました。この活動は、部会の様々な課題の解決を目的とする「柿部会プロジェクト活動」の一環として、部会全体で取り組むものです。今回は朝倉地区の集落でモデル的に取り組みましたが、今後は全地区に波及させる計画です。
本活動に当たり、普及指導センターは部会への事業活用提案、関係機関や部会員との連絡調整など、円滑に活動を進めるための支援を行いました。これからも部会への支援を通じて、朝倉地域のカキ産地の活性化に向けた取り組みを継続していきます。