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救急車の適正利用について

救急搬送困難案件が過去最高を記録しました
消防庁の発表によると、「救急搬送困難事案」(救急隊による医療機関への受入れ照会回数4回以上かつ現場滞在時間30分以上)が1月9日から15日の1週間に全国の主な52消防本部で計8,161件となり、統計を取り始めた令和2年4月以降、初めて8,000件を突破しました。
県内の消防本部では、北九州市消防局で1月9日から15日の週で過去最高となり、福岡市消防局で1月2日から8日の週で過去最高となりました。
以下の点を留意し、救急車の適正な利用に県民の皆様のご理解とご協力をお願いします。
救急車は限りある資源です
通常、119番の救急要請を受けると、現場を管轄する消防本部・消防署から救急車が出動します。しかし管轄内の救急車が出動している場合は、別の管轄から救急車が出動するとになり現場への到着に時間を要します。このため、生命に危険のある傷病者に対する救命処置が遅れてしまいます。
一刻も早い治療が必要な人のために、タクシーや自家用車で病院に行けないか、119番通報をする前に今一度考えてください。なお、緊急に病院へ搬送しなければならない場合で、救急車以外に搬送する手段が無い場合は迷わず119番通報をしてください。
(参考)救急車利用マニュアル(消防庁) ※別ウインドウで開きます
また、急な病気や怪我をしたときに、「病院を受診した方がいいか」、「救急車を呼んだ方がいいか」と迷った場合は、下記をご利用ください。
福岡県救急医療電話相談・医療機関案内【♯7119】の利用
急な病気やケガで、救急車を呼ぶか、病院に行くか迷ったときに、医療機関の受診や救急車の利用などについて、看護師がアドバイスします。
繋がらない場合は、092-471-0099(福岡県救急医療情報センター)へご連絡ください。
24時間365日で対応しています。
福岡県小児救急医療電話相談【♯8000】の利用
医療機関が閉まっている平日夜間・休日に時間帯に、小さなお子さんの急な病気(発熱、下痢、嘔吐、けいれん等)やケガについて、看護師、または小児科医が相談に応じ、救急車の利用等についてアドバイスします。
医療機関の案内はできません。最寄りの医療機関を探す場合は、福岡県救急医療情報センター(#7119または092-471-0099)へご連絡ください。
新型コロナウイルス感染症に関する相談について
発熱等の新型コロナウイルス感染症が疑われる症状があり、救急車を呼ぶかどうか迷う場合は、119番通報の前に、まずは24時間対応の「受診・相談センター」にお電話ください。
詳細は以下をご参照ください。
♯7119について
【受付時間】
24時間365日(年中無休)
【電話番号】
♯7119 つながらない場合は 092-471-0099
電話をかけると音声ガイダンスが流れます。
「1」を押すと、医療機関案内の窓口に
「2」を押すと、救急相談案内の窓口(看護師)につながります。
♯8000について
【受付時間】(主に医療機関が閉まっている時間帯)
平日 19時~翌朝7時まで
土曜 12時から翌朝7時まで
日曜・祝日 7時~翌朝7時まで
【電話番号】
♯8000 つながらない場合は 092-731-4119