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令和元(平成31)年上半期における福岡県内のHIV感染者・エイズ患者報告数等をお知らせします
福岡県では、エイズ予防対策の一環として、県内のHIV感染者・エイズ患者報告数を年2回公表しています。
【令和元年9月30日現在の速報値です。】
福岡県と全国のHIV感染者・エイズ患者の推移(単位:人)
令和元(平成31)年上半期(1月~6月)の報告数
(1)HIV感染者は21名、エイズ患者は11名でした。
[参考:昨年同時期のHIV感染者は16名、エイズ患者は14名]
(2)年齢別でみると、HIV感染者では20歳代が最も多く9名、エイズ患者では30歳代と50歳代以上が最も多く、それぞれ5名でした。
(3)性別・国籍別でみると、日本人男性が最も多く26名でした。
(4)推定される感染経路は、同性間性的接触が最も多く17名でした。
HIV感染症・エイズの治療は飛躍的に進歩しています
HIVは感染力が弱く、性行為以外の社会生活でうつることはありません。
また、感染しても、早期に発見し適切な治療を継続すれば、エイズの発症を防いだり遅らせることができ、感染前と変わらない日常生活を送ることができるようになっています。
早期発見が大事!HIV抗体検査を受けましょう!
福岡県では、HIV感染者とエイズ患者の合計に占めるエイズ患者の割合が全国に比べて高く、HIV感染に気付かないまま日常生活を送っている人が多いと考えられます。感染に早期に気付くためには、HIV抗体検査を受けることが重要です。
県内の保健所では、無料・匿名でエイズ相談とHIV抗体検査を実施しています。
このうち9か所の保健所では、通常1週間かかる検査の結果が、約1時間で分かる迅速検査を実施しています。また、HIV抗体検査と同時に梅毒・性器クラミジア等のSTD(性感染症)の検査を受けることが出来る保健所もあります。(資料1参照)
エイズは、STD(性感染症)のひとつで、誰でも感染する可能性がある病気です。
HIVに感染しただけではほとんど症状がないため、気付かず過ごしているかもしれません。
感染の心当たりがある方もない方も、一度検査に行きましょう。