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八女地域施設園芸イノベーション研究会開催!
更新日:2024年8月26日更新
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~最適なハウス内環境づくりを意識することにより生産性の向上をめざす~
令和6年8月8日に、八女普及指導センターにおいて、八女地域農業振興推進協議会野菜部会主催の令和6年度八女地域施設園芸イノベーション研究会を開催しました。この研究会は、ハウス内気象データに基づいた環境制御の実践による収益性向上を目的としています。今回は、JAふくおか八女いちご部会、なす部会、とまと部会、中玉とまと部会の中で環境測定機器を活用してハウス内環境測定に取り組まれている生産者や市町などの関係機関を対象に開催し、19名が参加しました。
今回の研究会では、株式会社ニッポーの深田正博氏より、「施設野菜栽培における環境制御技術」について、ハウス内環境の測定値を意識した栽培管理の方法を講演していただきました。
光合成をしっかり促すためには、かん水の方法や開始時間などの管理がいかに重要であるか詳しく説明され、作物の生育に最適なハウス内環境(温度やCO2濃度、湿度など)を目指すように説明がありました。また、ほ場の排水対策や土づくりなど、定植前からの管理についても話がありました。
参加者からは多くの質問が挙がり、講師との間で活発な意見交換が行われました。また、「今後も勉強会を継続して実施していただきたい」との声も多く、研究会の開催方法や内容などを検討し、11月に2回目の開催を予定しています。
八女普及指導センターは、当研究会の活発な活動を支援し、産地全体の収量・品質の向上を図っていきます。