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八女管内で水稲の乾田直播の作業を開始

更新日:2024年6月12日更新 印刷

集落営農法人の多様な技術導入にむけて

 令和6年6月7日、管内筑後市の集落営農法人のT法人が、農研機構が開発した振動ロータを利用した乾田直播のは種を試験的に行いました。当日は、地元にある農研機構九州沖縄農業研究センターの研究員のアドバイスを受けながら、約35aのほ場でトラクタ2台の組み作業によるは種と鎮圧を行いました。

 管内の集落営農法人では、法人直営のほ場が増加傾向にあり、従来の「水稲育苗~田植え」という作業体系以外にも、水稲作業を簡易化する方法のひとつとして、直播栽培の導入を試行している法人が散見されるようになっています。

 当T法人においても、これまで法人の直営ほ場において湛水直播を行ってきた経緯はあるものの、専用機械の導入コストや播種前処理の作業手順などを考慮して、今回の乾田直播の試行を行っているものです。

 この機をとらえて普及センターでは、JAと協力して病害虫防除薬剤「ルミスパンス」などの直播栽培での実用性も含めて経過観察を行うこととしています。

 管内の集落営農法人は水田作の主要な担い手であることをふまえて、普及センターでは、法人の継続的な活動展開が図れるよう、このような労働改善の方法など種々の情報収集や検討を図っていくこととしています。

播種量の確認を行っている様子
播種状況を点検するJAと普及センター職員

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