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なす新規就農者の栽培技術力向上に向けて(南筑後普及指導センター現地情報No.22)
更新日:2024年10月11日更新
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なすの生理・生態と病害虫防除について学ぶ
普及指導センターでは、9月25日に管内のなす新規就農者を対象に基礎講座を開催し、6名が参加しました。同講座は全3回開催予定で、第1回目の今回は、なすの生理・生態と病害虫防除についての座学を行いました。
生理・生態についての講義では、健全な葉を多く確保することの重要性や長花柱花(めしべがおしべより長い花)が良い理由、着果習性とそれに基づく整枝方法といった、なすの形態的特徴と役割、生育の特徴を説明しました。
病害虫防除についての講義では、栽培上問題となる病害虫の発生しやすい時期や条件等と、昨年度の発生状況を踏まえた防除方法のポイントを解説しました。
参加者からは、「整枝の目的と方法をもう少し詳しく教えてほしい」、「天敵に影響がなくハスモンヨトウに対して効果的な農薬を知りたい」等、活発な質疑が行われました。
次回は、「効率的な暖房管理」をテーマに11月中旬ごろの開催を予定しています。普及指導センターでは、今後もなすの新規就農者の栽培技術や知識の早期習得を支援します。

