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水稲の可変施肥試験を実施
更新日:2024年9月6日更新
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生育に応じた施肥の自動調整で栽培を効率化
久留米普及指導センターは、ザルビオフィールドマネージャーを活用した、水稲の可変施肥の試験を行っています。これは、衛星画像を自動解析して地力や生育に合わせて、施肥量を自動調整しながら散布する先端技術の試験です。これにより、収量・品質の高位安定や、倒伏軽減による作業性の向上を図っています。
6月7日には、ブロードキャスターにより地力に応じて基肥を可変施肥し、昨年より生育ムラがやや減少しているところが確認できました。今回の追肥では、さらに生育ムラをなくすことを目標とし、生育に応じてドローンで可変追肥を行いました。
試験の見学者からは、「散布マップの作成など事前準備が難しそうだが、散布は簡単そう」、「散布機械やシステム利用料との収支も知りたい」などの意見が聞かれました。
久留米普及指導センターでは今後も関係機関と連携し、生産者の所得向上や農作業の省力化を目的とした技術検討を行っていきます。