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ブドウ高品質生産に向けて
更新日:2022年5月12日更新
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環境測定装置設置によるデータの見える化
管内は県内有数のブドウ産地であり、「巨峰」の12月から加温する作型(以下、超早期加温)は5月より出荷が始まっています。超早期加温では、気温や湿度など施設内環境制御の難易度が高いうえ、長年の経験や勘に頼りがちであるため、環境データの見える化が課題となっています。この対策として、トマトやナス等の施設園芸で活用されている環境測定装置の導入が考えられますが、ブドウ等の果樹栽培では導入及び活用事例がごく限られているのが現状です。
そこで、普及指導センターでは、関係機関と連携して管内の超早期加温園地に環境測定装置(はかる蔵)を設置し、調査を行っています。現在は、気温・湿度などの環境データの収集及び蓄積等が中心ですが、将来的にはこれらのデータ分析を通じて、品質向上に向けた施設内環境制御技術の確立を目指していきます。
普及指導センターは、今後も関係機関と連携し、データの見える化を通じた高品質生産に向けた支援を行っていきます。

