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ふくおかの食 三毛門カボチャ 豊前市

三毛門カボチャ

栄養が豊富でヘルシーな「三毛門カボチャ」。
9月~12月頃まで三毛門南瓜保存会で購入できます

甘くてトロトロに溶けたカボチャに、ほんのり塩味の団子がよく合う団子汁

「三毛門カボチャ」は、約450年前にポルトガルから伝わった日本最古といわれるカボチャです。 昭和3年には昭和天皇に献上した歴史があり、今年7月には豊前市の天然記念物に指定されました。

トロトロになるまで煮た「三毛門カボチャ」に、練った小麦粉を加えた団子汁は、カボチャの甘さがひき立ち、まるでスイーツのようなおいしさです。食べ物が乏しかった戦前戦後は特に重宝され、当時を知る人々にとっては命をつないだ懐かしい味だといいます。

しかし、昭和40年代になると西洋カボチャの人気に押されて「三毛門カボチャ」の生産者が減少。そこで、貴重な伝統文化を後世に残したいと立ち上がったのが平成19年に発足した三毛門南瓜(かぼちゃ)保存会です。「現在は、三毛門小学校でカボチャの栽培指導や加工品の製造販売、『三毛門南瓜音頭』の普及活動に取り組んでいます」と語るのは4代目会長の猫田信廣(ねこたのぶひろ)さんです。

地域で守り育ててきた「三毛門カボチャ」を味わいに、ぜひ豊前市へ出掛けてみませんか。

今年収穫された「三毛門カボチャ」と三毛門南瓜保存会のみなさん(右から2番目が猫田さん)

「三毛門カボチャ」のワインや焼酎など、お土産としても人気が高い加工品の数々

問い合わせ: 三毛門南瓜保存会(JR三毛門駅前)
☎090-8831-4115 ファクス0979-82-5173
営業時間:9時30分~12時  定休日:土日祝日・盆・年末年始