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アジアとともに発展する国際交流拠点を目指して

1福岡の魅力をアジアへ

(1) 海外プロモーション

 県では観光、食、農産物をはじめ、東京オリンピック・パラリンピックなどのキャンプ地としての施設環境など、多彩な魅力をアジアの人々に伝える海外プロモーションに力を入れています。
 平成27年度はマレーシア・クアラルンプール、平成28年度はインドネシア・ジャカルタなど、各国でPRイベントなどを開催しています。

イベントでは、海外でも人気の「あまおう」をはじめとした自慢のフルーツのほか、郷土料理、八女茶などの食や、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」をはじめとした観光などの魅力を、現地の方々にPRし、誘客拡大を図っています。

(2) アジアンビート

漫画・アニメ、ファッション、音楽などの日本文化はアジアの若者に人気があり、次世代を担う若者たちの豊かな感性や価値観を育み、言葉の壁を越えた友好交流の“ツール”となっています。

県では、平成17年に多言語ウェブサイト「アジアンビート」を開設し、日本語のほか7言語(中〈簡体・繁体〉・韓・英・タイ・ベトナム、インドネシア)で情報発信を行っています。

ASIANBEAT FUKUOKA JAPAN URL:http://asianbeat.com/ja/
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2広がる交流、深まる海外との絆

(1) 各地域との友好交流

県では、各地域と友好提携による経済、環境、青少年・教育、文化・学術など幅広い分野での交流を進めています。

友好提携10周年を機に開催された「タイ・バンコクフェア」の様子(平成28年5月)

江蘇省(中国)

平成4年に友好提携締結。5年毎に記念事業を実施しており、経済、環境、青少年、文化などの幅広い分野において交流を積み重ねています。

日韓海峡沿岸地域(韓国)

日本側4県(福岡、佐賀、長崎、山口)と韓国側1市3道の首長による「日韓海峡沿岸県市道交流知事会議」を平成4年から開催しています。

デリー州(インド)

平成19年に友好提携を締結し、来年で10周年。特に環境分野や青少年分野を中心に、交流を進めています。

ハワイ州(米国)

昭和56年に福岡県として初の姉妹提携を締結し、今年で35周年。本県からの移住者が多く、長い交流の歴史があります。

バンコク都(タイ)

平成18年に友好提携を締結し、10周年を迎える今年、タイ・バンコクフェアを福岡で開催。これまでの交流に加えて、高齢者施策についての協働など、新たな取り組みも始まります。

ハノイ市(ベトナム)

平成20年に友好提携締結。活発な交流を背景に、在福岡ベトナム総領事館の開設、ハノイとの定期航空路線就航、「福岡方式」の廃棄物処分場竣工など着実に成果が上がっています。

(2)海外福岡県人会

本県から海外への移住は、1885(明治18)年のハワイへの移住から始まり、米国本土や中南米に拡大していきました。本県における現在までの移住者数は5万5千人を超え、全国で4番目に多い県です。移住者同士の親睦・交流を目的とした福岡県人会が各国・地域で組織されており、近年では、本県出身の日本企業駐在員など在留邦人が、現地で県人会を結成して活動するケースもあります。

世界各地の県人会が福岡県で一堂に会した「第8回海外福岡県人会世界大会」(平成25年10月)

県人会は、本県とそれぞれの国・地域とをつなぐ懸け橋として、貴重な存在です。

本県の国際化に生かすため、県では県人会との交流を深め、さまざまな取り組みを進めています。また、本県と県人会、そして県人会同士のネットワークを強化することを目的に「海外福岡県人会世界大会」を3年に一度開催し、平成28年10月には、第9回大会がメキシコで開催されます。

(3)福岡帰国留学生会

本県に留学し帰国した留学生に、本県についての情報発信や来訪者増加などに協力していただくために、県では各地の「福岡帰国留学生会」の設立から活動までを支援しています。各地の留学生会(平成28年7月末現在9団体)では、本県への留学説明会や海外のビジネス展開の橋渡しなどを行っていただいています。

平成28年1月に設立された「インドネシア元福岡県留学生会」

3アジアの活力を、福岡の力へ

(1)留学生、九州グローバル人材活用推進

県では、平成28年から本県を中心に九州7県などが協働して、九州の留学生(平成27年5月1日現在約2万3千人)と企業との人材マッチングシステムを構築する「九州グローバル人材活用促進事業」を実施しています。

このような取り組みを通じ、九州で学ぶ留学生の地元企業への就職を促進し、アジアをはじめとする海外でのビジネス展開を目指す企業のグローバル化を支援します。

(2)特区ガイド

平成25年に指定された「九州アジア観光アイランド総合特区」の制度を活用し、中国語・韓国語・タイ語で観光案内ができる九州限定の通訳案内士「特区ガイド」を養成しています。平成28年7月末現在で、計207人の特区ガイドが誕生しました。

今後も、特区ガイドの育成を進め、「おもてなし」体制の充実・強化を図り、海外からの誘客拡大を促進していきます。

[問い合わせ]国際政策課 ☎092-643-3214 ファクス092-643-3224