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2019 夏号 SUMMER 通巻595号 令和元年6月20日発行(季刊)
発行 / 福岡県 県民情報広報課

 
 
 

あのまち、このひと 商店街日和1

商店街の力を結集

久留米ほとめき通り商店街

 
 
久留米ほとめき通り商店街の様子
久留米シティプラザの写真

平成28年に開館した久留米シティプラザ

レトロな雰囲気が残る路地の様子

レトロな雰囲気が残る路地も魅力

 

“ほとめき”の心を込めて

 久留米ほとめき通り商店街は、西鉄久留米駅前から六ツ門(むつもん)地区まで、複数の商店街で構成されています。「ほとめき」とは、筑後弁でおもてなしの意を表しています。

 この商店街は、10年ほど前まで、他の地方都市と同様に「シャッター商店街」の危機に直面していました。この状況を打開するため、商店街が連携して商店街を「元氣にする」取り組みを行うことで、徐々に人通りを取り戻し、現在では出店者も増えています。

 また、時代を象徴した大型百貨店跡地を文化交流施設としてリニューアルした久留米シティプラザは、演劇やコンサート、会議などで年間50万人以上が利用しています。地域コミュニティの拠点としても、子どもたちの遊び場としても、商店街のにぎわいに一役買っています。

商店街を「元氣にする」取り組み

 久留米ほとめき通り商店街の会長を務める原誠(はら まこと)さんは、「新しい施設ができても商店街に立ち寄ってもらえないと意味がない。お客さまを商店街に引き付ける努力をしなければ」と話します。その中の取り組みの一つが、飲食店を中心とした「まちなかグルメマップ」の製作。各店舗のお薦めメニューが一目で分かります。

 また、商店街の店主たちが「まちなかコンシェルジュ」として道案内やお店紹介を行っています。他にも、商店街の店主たちが講師を務め、プロならではの情報を伝える「まちゼミ」、各店が趣向を凝らした100円の商品が並ぶ「100縁商店街」など、商工会議所と連携した「街元氣プロジェクト」を展開し、新たな商店街のファンづくりを進めています。久留米の「ほとめき」の心は、まち全体の人を楽しませる心意気を表しているようです。

一番街の様子
商店街周辺ロケーション
商店街周辺ロケーションの地図

商店街での人との出会いも楽しみの一つ。
まちなかコンシェルジュとの交流も
この商店街の醍醐味(だいごみ)

商店街での人との出会いの様子1 商店街での人との出会いの様子2商店街での人との出会いの様子3

通りを歩くと魅力的な雑貨、グルメに出会える。
久留米はB級グルメの宝庫。
会長お薦め、又兵衛(またべえ)のギョーザは外せない

B級グルメの写真雑貨の写真 又兵衛(またべえ)店内の様子

秋に開催される「久留米たまがる大道芸」
まちの魅力として定着してきている

久留米たまがる大道芸の様子1

撮影:仲朝芳(なか ともよし)

久留米たまがる大道芸の様子2久留米たまがる大道芸の様子3

撮影:仲朝芳(なか ともよし)