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令和4年12月1日、第66回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(本部長:服部知事)を開催しました。
会議では、県内の感染状況等について報告するとともに、「オミクロン株対応の福岡コロナ警報」の発動について、以下のとおり決定しました。
「オミクロン株対応の福岡コロナ警報」(以下「福岡オミクロン警報」という)の指標等で見る、現在の感染状況や医療への負荷の状況
・ 新規陽性者数の7 日移動平均は、増加傾向が継続している
・ 病床使用率は、発動の目安である30%を上回っている(11月30日:31.8%)
・ 重症病床使用率は、極めて低い状況である(11 月30日:2.3%)
・ ただし、重症者数と中等症者数の合計は、増加している(10 月13 日:41 人→11 月30日:149人)
また、11月30日開催の国のアドバイザリーボードでは、11月第4週時点で3%がオミクロン株XBB系統に、28%がBQ.1系統に置き変わったとの試算が示された。本県においても、XBB系統、BQ.1系統が、新たに検出されており (XBB系統:6件、BQ.1系統:22件)、今後、これらへの置き換わりによる陽性者のさらなる増加が懸念される。
全国の旅行支援や外国人の入国制限の緩和等もあり、人の動きは活発となっている。また、クリスマスや年末年始を控え、人と人との接触機会がさらに増加することが見込まれる。
今後、季節性インフルエンザが流行する可能性もあり、コロナの感染がさらに拡大すれば、医療への負荷が高まる恐れがあることから、県民・事業者の方々へ感染防止対策の確認と徹底をお願いするため、専門家の意見や市町村との協議を踏まえて総合的に判断し、本日、「福岡オミクロン警報」を発動することを決定した。
県民の命と健康を守るため、県は以下の取り組みを進め、感染拡大の防止を図る。
〇季節性インフルエンザとの同時流行に備えた医療提供体制の強化等
〇県民への要請
〇事業者への要請
服部本部長は、本部員に対し、「改めて、関係団体等に対する注意喚起、協力要請を行っていただきたい。感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて全力で取り組んでいただくようにお願いする。また、感染状況にかかわらず、県の行政サービスが滞ることは許されない。職場における感染防止対策の徹底、各部における業務継続体制の整備をお願いする」と指示しました。
(写真)指示を出す服部本部長
(写真)会議の様子
※要請の詳細は以下をご参照ください。
資料1 県内における新型コロナウイルス感染症の状況について [PDFファイル/601KB]
資料2 「オミクロン株対応の福岡コロナ警報」の発動について [PDFファイル/238KB]
資料2(別紙)<国の「オミクロン株対応の新レベル分類」、県民・事業者に対する要請の対応表> [PDFファイル/157KB]
資料2(別添1)感染リスクを避ける飲食店の利用について、(別添2)催物の開催制限等について [PDFファイル/2.5MB]