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知事定例記者会見 平成30年12月26日(水曜日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年12月27日更新

知事定例記者会見 平成30年12月26日(水曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

(1)平成30年 県政10大ニュース  (県民情報広報課)

記者提供資料 [PDFファイル/151KB]

記者提供資料 [PDFファイル/388KB]

 

(知事)今日は、今年1年間の取り組み、また、出来事を振り返る「県政10大ニュース」について報告します。

 ここにパネルがありますが、今年は7月に豪雨災害が2年連続発生しました。その一方で、本県の様々な元気のよさが表れた1年でもあったと思います。例年どおり、今年も知事部局、教育庁、それから警察本部、それぞれの部長13人に1年間を振り返ってもらい、アンケート調査を行い、それをもとに、昨日庁議を開き、県政10大ニュースを決定しました。

 それでは、発表します。

 まず第1位は、2年連続豪雨災害が発生し、復旧・復興に全力を挙げた年でした。また、皇太子同妃両殿下にご来県をいただき、朝倉のお見舞いと励ましをいただきました。

 ちょうど7月5日、同じ日ですが、2年連続豪雨災害に見舞われ、県においては、それぞれの被災地の復旧・復興に全力で取り組んでまいりました。そうした中、皇太子同妃両殿下にご訪問をいただき、被災者の皆さんに心のこもったお見舞いの言葉、そして励ましをいただいたわけです。引き続き、それぞれの被災地の一日も早い復旧・復興に全力を挙げるということと、こういった災害で得られた教訓、経験を生かした福岡県の防災体制の強化、これを充実させていきたいと思っています。

 第2位ですが、景気が全国を上回り、緩やかに拡大をしている、また、就業者数も着実に増加をしているという、マクロ経済の好調さです。また、グリーンアジア国際戦略総合特区については、七つある総合特区の中で、今回の国の評価で一番進んでいると第1位の評価を得たところです。

 我が国の経済は全体は緩やかな回復をしているわけですが、その中にあって福岡県の経済を見ると、全国を上回り、景気は緩やかに拡大しているという状況です。雇用も、有効求人倍率が今、1.58倍ということで、統計をとり始めて以降、過去最高の水準で動いているところです。就業者数も、この足元の1年間、4万7,000人増えたところです。また、企業立地も進んでおり、本社機能の移転についても、ほかの都道府県と比べて非常に順調に推移しているところです。

 グリーンアジア国際戦略総合特区については、この特区における設備投資が新たに2,000億円トータルで生まれ、その中で、特区の地域に1,500人以上の雇用が生まれたところです。

 第3位ですが、在福岡タイ王国総領事館が開設されたということです。発展著しいアジアとの交流にまた大きなステップを踏んだわけです。

 10月に、在福岡タイ王国総領事館が、県議会はじめ多くの関係の皆様と努力を重ねてきた結果、実を結び、開設の運びとなりました。

 また、福岡県は世界五つの自治体と友好提携を結んでいますが、10周年を記念して、インドのデリー準州、ベトナムのハノイ市、それぞれ訪問して、これまでの成果の上に立って、新しい覚書、新しい交流の分野を策定しました。

 第4位ですが、職員の不祥事が相次ぎ、全庁を挙げて再発防止に取り組んでいるところです。

 昨年8月以降、職員が逮捕される事案が続いたことを受け、不祥事の再発防止に取り組んでいた中、職員による不祥事がまた発生しました。県民の皆様から負託を受けた県政のトップとして、責任を痛感しているところです。こうした状況を重く受けとめ、全庁挙げて、まずもって県政の推進にしっかり邁進をしていく。また、不祥事の再発防止に向けて努力を重ねることによって、県民の皆様の信頼回復に努めていきたい、全力を挙げていきたいと思っています。

 第5位です。「スポーツ立県福岡」「ふくおか健康づくり県民運動」を推進しているところです。スポーツの力で県と県民生活を元気にしていく、また一方で、健康づくりで健康寿命を延ばしていこうというものです。

 来年、ラグビーのワールドカップが開催され、再来年の東京オリ・パラ、それぞれのキャンプを誘致した数は全国有数を誇っています。この機を捉え、福岡のスポーツを支え、振興することによって、スポーツを元気にし、そして、そのスポーツの力で県と県民生活をより元気にしていこうと、「スポーツ立県福岡」の実現に向けて取り組みを進めているところです。

 また、平均寿命と健康寿命の差が大きいので、健康寿命を延ばしていく。そのために、県民一人一人が改めて自分自身の健康について考え、自らその維持・増進を図っていくための具体的な取り組みを一人一人決めてやっていただくということで、「ふくおか健康づくり県民運動」を始めました。8月にはその推進母体である県民会議を設立したところです。受診率の向上、あるいは食生活、それから運動習慣、そういったものを中心に3つの柱で今重点的に取り組んでいます。

 6月には県南の新たなスポーツ振興の拠点である久留米アリーナがオープンしました。このような形で施設も整備し、誰もがスポーツに親しめる、そういう環境の整備も続けているところです。

 第6位ですが、インフラ関係、五ケ山ダム、伊良原ダムがそれぞれ竣工しました。また、先般、合瀬耳納トンネルが開通しました。これらインフラは、将来にわたって産業の発展、県民生活の向上といった面からそのベース、基礎となるものであり、今、我々がそれをしっかり整備する責務を負っているものですが、そのインフラの整備が着実に前進しているということです。3月、五ケ山、伊良原両ダムが竣工し、12月には合瀬耳納トンネルが八女市とうきは市の間で開通しました。また、来年4月から民間委託が始まる福岡空港については、新しい空港運営会社に対し、県から出資と役員派遣をすることが決定したわけです。

 第7位、「KOUGEI EXPO」を30年ぶりに開催しました。福岡県の伝統産業、あるいは文化活動の振興に弾みがつく大きな出来事でした。11月ですが、高円宮妃久子殿下のご臨席を仰ぎ、30年ぶりとなる伝統的工芸品月間国民会議全国大会の誘致に成功し、開催しました。国内外から13万人の方に訪れていただき、我々の伝統工芸、伝統工芸文化、これを大いに発信をしたところです。

 また、筑後広域公園にある九州芸文館が開館5周年を迎え、今年、来訪者が50万人を突破をしたところです。

 第8位ですが、本県初のアンテナレストラン「福扇華」がオープンしました。こういう施設を通じて農林水産業のブランド化、輸出促進、担い手の確保、そういったものの弾みにしたいということです。11月21日にオープンしました。

 また、本県の農林水産業を魅力ある産業に育てていくために、ブランド化、輸出促進、担い手の確保に力を入れており、今年はそれぞれに大きな成果が出てきたところです。

 第9位、九州各県、それと山口県が一体となった観光、農産物輸出などの取り組みがどんどん拡大をしているところです。本県においては、九州・山口地域と一体となり、様々な取り組みを進めてきました。7月にはラグビーのワールドカップ、九州では3試合行うフランスを、経済界あるいは九州地方知事会一緒になって訪問し、その魅力、ラグビーの観戦、周遊、そういったことを大いにアピールして帰ってきたところです。

 10月には、これまで異なる時期に開催していた産業振興に係る色々なイベントを大きくまとめて、骨太で色々な情報発信ができるようにしていこうということで地域戦略会議で議論をした結果、まず初めということで10月に「九州・山口大産業展」と銘打ち、同時期に関連の展示会等を開きました。

 このほか、農林水産物の販路の拡大、結婚、子育て、70歳現役社会づくり、その他一緒になってやる取り組みがどんどん拡大をしてきています。

 5月には、私、バッジをつけていますが、当県から提案をして、九州ロゴマークを決定しました。

 第10位ですが、児童・生徒をはじめ、県民の暮らしの安全・安心の向上ということで、青少年健全育成条例の改正や危険なブロック塀の撤去、そういった対応です。まず、犯罪被害者等支援条例を制定し、あわせて青少年健全育成条例も改正しました。

 そのほか、暴力団対策、それから、来年の猛暑に備えて、その前にエアコンの設置、また大阪の地震を踏まえ、危険なブロック塀の撤去、それから蔓延しかかっている麻しん・風しんの予防、これらにもしっかり取り組むということです。

 以上が今年の県政10大ニュースです。来年の10大ニュースにおいては、一つでも多く明るい話題を皆さんに発表できるように取り組んでいきたいと思っています。

質疑応答

(記者)10大ニュースを発表されましたが、知事ご自身、この1年を振り返って最も印象に残った出来事があれば教えてください。

(知事)やはり、同じ7月5日の豪雨災害です。ちょうど去年の北部豪雨災害から1周年ということで、犠牲者追悼式、これを挙行した後、雨が降り出して、今度は西日本を中心に豪雨災害に見舞われた。そういうことで、発災直後から、一日も早くもとの生活に戻っていただけるように、復旧・復興に全力を挙げてきました、これが一番記憶に残ることでありますし、あわせて、ボランティアの皆さん、それから自衛隊など、本当に関係の皆様には、ご支援とご協力をいただき、改めて内外のこうしたご支援をいただいた、励ましの言葉をいただいた方に感謝し、お礼を申し上げたいと思っています。

 それから2番目は、災害が起こりましたが、元気を示せた1年ではないかと思います。景気は、先ほど言いましたように緩やかな拡大を続けており、雇用者数も確実に増えてきています。1年間で4万7,000人増えているわけです。それから、30年ぶりの「KOUGEI EXPO」です。それから、アンテナレストラン「福扇華」のオープン。そういった次につながるような大きなポイントを作れたのではないかと思います。それをてこに、もっともっとこれを広げ、また、奥行きを伸ばしていきたいと思っています。

 それから4位に入っていますが、不祥事が相次ぎ、県民の皆様に申しわけなく思うと同時に、県行政のトップとして、県民の皆様からの信頼回復に全力を挙げたいと思っているところです。

(記者)トップ10の中には入っていませんが、県民からすれば、知事の出馬表明というのは関心が高かったのかなと思うのですが。個人的にはランクインしてもいいのかなと思ったのですが、いかがでしょうか。

(知事)やはり、県民の福祉の向上とか、福岡県をより元気にする、また、温かみある行政を展開したいということで、今、毎日仕事をさせていただいていますので、そういうものの積み重なりを、管理職の皆さんがアンケート調査で上げてきて、その中で順位がついているということで、私自身としても同じように思っているところです。

 

(記者)知事選についてですが、20日の出馬会見の際に、知事は自民の公募に応じるかは、これから支援者に相談した上で判断するとおっしゃっていましたが、それから1週間弱ですが、方針は固まったでしょうか。

(知事)この前、記者会見で申し上げた状況は今も変わっておらず、色々な方にご相談をしながら、今どうするか考えているところです。状況は変わっていません。

(記者)公募の締め切りが28日で、今日も含めてあと3日ですが。

(知事)それも頭に置きながら考えていると申し上げたいと思います。

(記者)一昨日の24日に、政界に影響力を持つ自民党関係者と市内でお会いになったと聞いていますが、その場で公募についての相談などはされていないのでしょうか。

(知事)基本的には、お声がけをいただき、ご挨拶を兼ねて、参上しました。その中で私の意向を当然聞かれたので、記者会見したとおりのことを申し上げたわけです。それで、先生方からは激励をいただいたと、そういう会議でした。

(記者)特に公募についてご相談されたり、話題に上ったりはしなかったのでしょうか。

(知事)はい。むしろ「頑張れよ」という声が多かったと思います。

 

(記者)先般、今年の漢字に「災」という1文字が選ばれましたが、知事、今年の漢字1文字をもしお考えであれば伺います。

(知事)突然の質問ですがと言いたいわけですが、紙に書いてきたんですよ。「開」という字にしました。これは何々を開くという字ですが、この1年間を考えてみると、多くのものが開いた1年だったと思っています。

 まず、在福岡タイ王国総領事館が開館しました。それから、合瀬耳納トンネルが開通しました。これらは、いずれも国際交流あるいは地域間の交流の新しい扉を大きく開けるものです。

 それから、「KOUGEI EXPO」を30年ぶりに開催しました。また、11月にはアンテナレストラン、当県にとって初めてですが、東京の半蔵門に「福扇華」を開店しました。このアンテナレストラン「福扇華」においては、食を中心に福岡のさまざまな魅力を首都圏の皆様に大いに発信していって、福岡県のファンを開拓したい、そういう思いを込めました。

 それから、福岡空港もいよいよ民間委託が来年4月から始まるわけですが、この1年間は、来年以降の新しい時代を切り開いていく、未来を開拓していく、開いていく大きなその土台をつくる、スタートポイントをつくれるような年だったのではないか、土台づくりができた年だったのではないかということで、この「開」という字を選びました。

 

(記者)先ほどの「開」という漢字ですが、残念ながら開いていないものも色々あります。福岡市との協議とか、あるいは議会との関係、ある意味、心を開くということに通じるのかもしれませんが、そのあたり、来年への思いも込めて、改めてその「開」という漢字の解説をいただけますか。

(知事)はい。今、福岡市と宿泊税あるいはその他の事項について、担当部局同士で協議を進めています。なかなかテーブルに着けなかったという状況を、トップ会談でもって協議が始まったわけです。そういう意味では、協議が開かれる、始まったということもあると思います。あとは鋭意、この協議を両方続けていって、いい成果を上げていくと。これは両方で努力しなければならない話だと思っています。

 それから、県議会との関係では、地方自治の車の両輪です。いずれも県民の皆様の福祉の向上という共通の目標がありますので、切磋琢磨しながら共通の目標に向かって努力をしていくと。今までもそういう努力をしてきたわけですが、引き続きそういった努力を続けていくという意味で、漢字とはなかなかつながらないかもしれませんが、思いはそういうことで、しっかり議会とも調整・協議しながら共通の目標に向かっていくと、それが一番大事です。それはこの福岡県の各地域、そしてこの日本の国の未来を開いていく根っこだろうと思っていますので、しっかりやりたいと思っています。

(記者)あともう一点。今日、自民党の公募の関係で、意欲を示されている方の一人が実際に県連にいらっしゃって、推薦の書類を出すというような話もあります。

(知事)ああ、そうなんですか。知りませんでした。

(記者)実際、誰かが出したということが知事の判断に何か影響をしてくるのか、そのあたりいかがですか。

(知事)そこはあまり影響しないと思います。前も申し上げたように、県民の皆様のために私自身、身を粉にして働かせてもらいたいと、頑張っていきたいと、頑張らせていただこうという思いで立候補の表明をしたわけです。その一方で、各政党、あるいは各会派、あるいは各団体、そのご支持やご支援をいただけるのであれば、それは非常にありがたいことですので。そういう思いは全く変わっておりませんので、私自身の問題として考えていきたいと思っています。

 

(記者)宿泊税との関係ですが、子ども医療費とか重度障害者医療費のところでの話で、福岡市は、大阪とか名古屋のように、政令市であっても一般市と同じように扱ってほしいということを要望していますが、その辺、知事の見解はいかがでしょうか。

(知事)例えば子ども医療費の助成制度について申し上げたいと思いますが、県内全ての市町村で一定水準の医療費の助成、これを確保していこうというのが県の役割だと思っており、そのために県から市町村への支援、補助をしているわけです。

 ご承知のとおり、私、決断しまして、28年の10月に、この医療費助成制度を改正して、対象年齢を就学前――小学校に上がる前から小学校6年生までに全市町村で拡大しました。その関係で、今まで補助していなかった部分が広がってきますので、現在、平成29年度で、市町村への子ども医療費の助成が52億円に上っているわけです。

 一方、そういう中にあって、政令市ですが、児童福祉に関して県と同様の権限と責務を持っています。それから、政令市の財政力指数は、福岡市が0.89、北九州市は0.73。その他の一般市町村の平均は0.52です。福岡県の財政力指数は0.64です。そういう中で、全体の市町村の医療費の助成水準を上げていくために、子供の医療支援ということで全体をかさ上げしているわけであり、財政力指数、あるいは責務と権限をお持ちの政令市については、差をつけた補助としているわけです。その点については、協議の中でもしっかり説明をしていきたいと思っています。

 それから、他の県の例が出ましたので幾つか申し上げますと、今、政令市を擁している都道府県は15あります。そして都道府県内で同じレベルの補助率を適用しているところが7団体あります。一方で、補助率に差をつけているのが、福岡県を含めて4団体あります。それから、政令市への補助を全く行っていないのが4県あります。最近の推移を少し見ていくと、補助率を引き上げた団体が2つあります。政令市の部分も全部合わせてやるところが2つ出てきていますが、一方で、政令市になった途端に補助をやめたところが4団体ございます。それから、政令市に対して補助率を引き下げているところが1団体ありいます。そういう意味では、近年の傾向は、差をつける、あるいは廃止するという方向の自治体が増えてきていると私自身は認識しています。

 いずれにしても、こういうことについてよく、事務方同士の、実務者同士の協議の中でご説明をし、県の立場、理解を求めていきたいと思っています。

 

(記者)知事選ですが、本日、連合福岡が北九州市の市長選で北橋候補を推薦で出すということですが、連合福岡としては、知事選についても早く自分たちの態度を示したいという意向があるようですが、知事自身は、連合福岡あるいはそれ以外のほかの――先ほどから自民党の話が出ていますが、それ以外の政党やそういう団体への支援要請は現時点でしているのか、あと、これからする予定などあれば教えてください。

(知事)それは先ほど申し上げ、前回の記者会見でも申し上げましたが、無所属で立候補します。広く県民の皆様のご支援、ご支持がいただければと、そういう観点から、各政党、各会派、あるいは各団体、ご支援やご支持が得られるものであればありがたいということで、前回も相当な数のご支持、あるいは推薦というものをいただいて、ご支援をいただいておりますので、同じように今考えているところです。

(記者)現時点ではまだお願いとかはされていないということですか。

(知事)まだですね、はい。ただ、いずれにしても、この前申し上げた考え方ですので。

 

(終了)


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