ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 知事記者会見録 > 天皇皇后両陛下行幸啓に係る宮内庁との共同会見 平成29年10月29日(日曜日)

天皇皇后両陛下行幸啓に係る宮内庁との共同会見 平成29年10月29日(日曜日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年11月2日更新

天皇皇后両陛下行幸啓に係る宮内庁との共同会見 平成29年10月29日(日曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

(県民情報広報課長)初めに宮内庁の直江行幸主務官から、本日の行幸啓ご日程全般及び明日のご予定についてご説明をお願いします。

(行幸主務官)本日は台風の影響もあり、荒天時日程となりましたが、夕方からはよい天気となりました。小雨の中あるいは風の強い中にもかかわらず、大変多くの方々から奉迎をいただきました。また、日程変更ということで色々変更もありましたが、多くの方々のご協力により予定を終えることができたことに感謝申し上げたいと思います。

 今日の日程ですが、午前中、リーガロイヤルホテルを出まして、お車で移動されて、宗像市の宗像ユリックスにおいて第37回全国豊かな海づくり大会の式典行事にご臨席されました。そして次に、お車で移動されて、宗像市の玄海ロイヤルホテルで関係者とご会食をされ、その次が、本来であれば大会海上歓迎行事ご臨席及びご放流でしたが、荒天のため中止となりましたので、直接、宗像市の宗像大社に行かれて、ご参拝、そしてご視察をされました。ご視察の後、宮司とのご懇談がありました。その後、お車で移動されて、お泊り所に入られたという日程です。

 明日ですが、午前中に北九州市の北九州市エコタウンセンターにご視察に行かれます。その後、北九州市の北九州市役所において、地元関係者、経営関係者等とのご会食、そして、北九州空港から特別機において東京国際空港へ行かれて、夕刻に皇居に戻られるという予定です。

(県民情報広報課長)続きまして、小川福岡県知事から、本日の行幸啓の概要及び感想等について説明をお願いします。

(知事)天皇皇后両陛下におかれましては、本日午前、会場の宗像ユリックスにおきまして第37回全国豊かな海づくり大会福岡大会の式典にご臨席を賜りました。また、その中で放流魚のお手渡しもいただきました。

 式典においては、地元の小学生による最優秀作文の発表や、福岡海洋少年団、三つの海の若手漁業者が行った福岡海づくりメッセージを興味深そうにうなずかれながら熱心にお聞きいただきました。

 そして、ご退席の際に、地元釣川の源流に行ってみた様子が伝わってくるような最優秀作文を発表した地元宗像市東郷小学校2年生の野田光輝君の前で両陛下が立ちどまられまして、よく頑張りましたね、源流はダイヤモンドみたいだったの? というお言葉をおかけになりました。野田君は、はい、そうですと応じていました。その場面を見て、そのやりとりを聞いていて、両陛下のとても優しいお気持ち、お子さんに対する優しさが私に伝わってきました。

 ご退席の後、両陛下の方から私の方に、この大会について3つ感想がありました。すばらしい、とてもよい式典でありましたと。2番目は、お子さんの作文はしっかりしていて大変よかったですねと。そして3番目、最後は、各地に跡を継がれる若い漁業者が出てきているということは大変心強いことですねと。この3点の感想をいただきました。

 式典の後、福岡県が全国有数の漁獲量を誇っているトラフグ、マダイなどの放流魚についてご紹介をし、ご覧いただきました。両陛下は大変興味深いご様子で、随所でご質問をいただきました。マダイをご覧の際には、前の日、絵画コンクールで見たタイは赤かったのだけれども、ここのは赤くないのだけれども、どうして赤くなるんですかというご下問がありました。福岡県の水産海洋技術センターの所長から、エビやカニ、赤いものをたくさん食べると赤くなりますとご説明をさせていただきました。また、天皇陛下に、放流魚の淡水魚のオイカワの前で説明をしたところ、天皇陛下が、オイカワは関東ではヤマベというんだよと皇后陛下にご説明をされていたのを横で聞いていました。

 その後、予定では、鐘崎漁港で海上歓迎をご覧いただくとともに稚魚の放流を行っていただく予定でしたが、台風の影響で中止しました。予定にしていた、750年前から続いている宗像大社の神事「みあれ祭」をイメージさせるような約100隻の漁船による勇壮な姿をご覧いただき、また、トラフグ、マダイを放流していただくことを私は地元の方々とともにとても楽しみにしていました。地元漁業者をはじめ、多くの関係の皆さんが準備に非常に余念がなかっただけに残念でした。

 午後は、この7月に世界文化遺産に登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つであり、皇后陛下が先日のお誕生日の際に明らかにされていましたが、今回の訪問を楽しみにされていました宗像大社にご訪問いただきました。大社においては、本殿でのご参拝をいただいた後、沖ノ島で出土した鏡、玉類などの国宝をご覧いただきました。両陛下におかれましては、宮司の説明に耳を傾けながら熱心にご覧いただき、質問もしていただきました。

 本日も風が強く、時折雨が降る中、またその後天気がよくなってきましたが、そういう中にあって2万3,000人を超える大勢の方々に奉迎をいただきました。

 昨日、記者会見の後起こった出来事では、昨日の夜ですが、歓迎レセプションの前に、全国豊かな海づくり大会の絵画・習字の優秀作品をご覧いただきました。また、天皇皇后両陛下におかれましては、作品をご覧になりながら受賞者の子供たち一人一人に、とても生き生きとした絵ですね、波がよく表現できてますね、力強い文字ですね、迫力があっていいですね、そういった優しいお声がけをしていただきました。

 レセプションにおいては、今日メッセージを発表いただきました若手漁業者など多くの漁業関係の皆様とご懇談をいただきました。海の環境についてご心配をされているご様子で、魚は減っていませんか、気候の影響は大変でしょうが頑張ってください、そういったお言葉や、有明海でアサリが増えているとの話をお聞きになり、よくなってきたというのは大変喜ばしいことですねと、そういった励ましの言葉もいただいたところです。

 昨日こうして陛下と親しく交流ができた皆さんは、大変これからの励みになったと思っています。

 いよいよ福岡県の行幸啓も明日までとなりました。両陛下にとりまして思い出深い日となりますよう、心から願っているところです。

(県民情報広報課長)続きまして、宮内庁の河南侍従から、本日の両陛下のご様子及びご感想についてご説明をお願いします。

(侍従)今日の両陛下のご様子について1点ご紹介をさせていただければと思います。

 今、知事からもお話があったとおり、今日は天候の関係で海上歓迎行事とご放流の行事が中止になりましたが、今日お昼の会食の会場が鐘崎の港の近くのホテルであり、そこの御休所の部屋から鐘崎の港がとてもよく見えていて、それをご覧いただきました。ちょうどご覧いただいた時間は、青空もやや広がっていて、ただ、海上には白い波が立っているのが遠くからも見えている状態でしたが、漁船のパレードなど行われていたら、さぞ見事であったであろうと、そういうお話を交わされていました。

 あわせまして、放流行事関係あるいは海上での歓迎行事関係で色々準備をされていた方は本当に残念だったろうなというようなことをお会話になるとともに、一方で、万が一、天候の関係で大事が起きたら、事故が起きたらというようなことを考えると、やっぱりいい判断だったんではないかと、そういうお話もなさっていました。

 

 質疑応答

 

(記者) 宗像大社でのご参拝の様子について、そのときの両陛下の所作と、また参拝のときのご様子についてご紹介ください。

(侍従)所作といいますと、いつものとおりということに尽きてしまうのですが、まさに普段さまざまなところでご拝礼なさっているとおり、両陛下とも大変心を込めてご拝礼なさっていると拝見したところです。

(記者)手順としては、神社の方から、まず陛下の場合は侍従長が玉串をお受け取りになって、それを陛下がお受け取りになって、玉串をささげて拝礼されて、また侍従にお戻しになって、それが皇后様の場合、女官長とのやりとりになるという理解でよろしいでしょうか。

(侍従)はい、結構です。

(記者)先ほどご紹介いただいた優秀作品へのお子様へのお声かけで、「よく頑張りましたね」というのと、「源流はダイヤモンドみたいだったの?」というやりとりですが、こちらはそれぞれどちらからのお言葉だったのでしょうか。

(知事)皇后陛下です。

(記者)お手渡しの場面をこちらからお見受けしていて、誘導の際に、腕をとってご案内されているような様子をお見受けしたのですが、あのときはどのようなやりとりがあったのでしょうか。

(知事)私は終わった後、お召し物に触れて申しわけなかったとおわび申し上げました。誘導していくときに、真っすぐ私のほうに来ていただこうと思ってご案内したつもりだったんですけれども、触れてしまっておわびしたところです。よろけるとか、そういうことは全くありませんでした。普通に歩いておられたのですが。

 

(記者)会食での関係者とのやりとりでご紹介いただけるものがあれば、もう少し詳しくお願いします。

(知事)どこまでお話していいかわかりませんが、話題として私が印象深かったことを申し上げますと、最近、海が非常に汚れてきているといいますか、色々な漂着物が海に流れ着いたりしている、中には色々なプラスチック類が漂着をしていることが前々からありました。最近のプラスチックは海を流れている間に色々分解されて、マイクロプラスチックという小さなプラスチックになって、それを魚類などが食べ、それをまた大きな魚が食べる。そういう意味で、生物の中で摂取されていくことが、今、大きな問題になっていますが、そのことについて皇后陛下が、そういうことが懸念されますねということをおっしゃって、環境大臣から、技術開発をしっかりやっていくこととあわせて、上流の部分で根っこから絶つことが必要であって、そういうものを出さない、流さないということの両方に取り組んでいく必要があるとお答えされていました。

 あとは、当地の色々なお魚についてのやりとりが色々ありました。

 

(記者)先ほど知事から少しご紹介いただきましたが、式典の最後、はけられるときにお声がけがあったと思うのですが、あれはご予定にはなかったのでしょうか。どういった流れであそこはお声がけされたのですか。

(知事)私が先導させていただいて、ご退席をなさいましたが、その会場を後にして控室にご先導している際に、両陛下から先ほど申し上げましたような大会についての印象を3点コメントをいただきました。

(記者)ステージ上の作文の発表について教えてください。あのお声がけはどういった経緯だったのでしょうか。そもそもあれは予定にあったのですか。

(知事)確たる予定はありませんでしたが、去年、次回開催県ということで私が山形県に参加した際、私の横に優秀作文の表彰をされたお子さんが座っていて、そのお子さんのところに立ち寄られた姿をお見かけしました。ですから、お声がけがあるのかもしれないとは思ってはいましたが、皇后陛下が先に寄られて、その後、陛下がそばに寄られて二人で優しくお声がけをされていました。

 

(記者)今の最後の式典の終了のときにお声がけされるというのは、行事として定まっているものではないけれども、毎年のようにお声をかけられているという認識でよろしいでしょうか。

(侍従)私の承知している限りでは、お声をかけられることが多いという印象です。

 

(記者)今日の鐘崎漁港での行事の中止を両陛下にお伝えされたタイミングはいつなのかということと、あと、宮司とのご懇談があったと思います。両陛下は皇太子ご夫妻時代にも訪れていると思うのですが、その際、具体的にどういった話があったのか、ご感想などがもしあればお聞かせ願えますか。

(知事)最終的に午後の行事についてどうするかを、大島顧問とも相談して判断しました。それで、6時過ぎに行事の中止を決めてご連絡をしました。

(侍従)今、まさに知事がお話になった経緯の後に宮内庁サイドに連絡があり、両陛下には今朝7時ごろだったと思います、お伝えをしました。

 それから、2点目のご質問ですが、宮司しか中に入っていませんので、中身はわかりません。

(記者)宗像大社の広報から、在位している天皇で宗像大社を参拝したのは初めてだというふうにお話があったのですが、それに間違いはありませんか。

(侍従)我々も宗像大社の方からそういうお話をお聞きしましたが、チェックはしていません。過去、古い歴史の中で何があったかというのはさすがによくわからないですが、私も、そういうお話を宗像大社の宮司から伺ったことがあります。

 

(記者)今回のご会食の中で、例えば、福岡の中で特に力を入れてらっしゃる特産物なども、両陛下はお召し上がりになりましたか。

(知事)お昼は宮内庁サイドで用意されたものをご相伴にあずかりました。

 

 

(終了)