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県内経済の動向 ( 経済指標速報版 )

平成16年6月−

主な経済指標の概要

 

 

1生産

  鉄鋼や一般機械は前月を下回っているものの、自動車は高水準の操業が続いており、生産全体としては緩やかに増加している。

 

2貿易

輸出は、アジア向けが中国を中心に前年を上回って推移しており、全体としては増加している。

3消費

全体としては横ばいで推移しているものの、底固さがみられる。

需要動向をみると、勤労者世帯消費支出は持ち直している。

販売動向をみると、スーパー販売額は弱い動きとなっている。百貨店販売額は、既存店ベースでは2か月連続して前年を下回っているが、新規開業店舗を含む全店ベースではこのところ前年を上回って推移している。コンビニエンス・ストア販売額は5か月ぶりに前年を上回っている。また、新車登録台数は登録のできる稼働日が前年より少なかった影響などにより6か月ぶりに前年を下回っている。

 

4設備投資 

投資額は中小企業においても増加の兆しがみられ、全体として持ち直しに向けた動きがみられる。

5住宅投資

分譲住宅は好調に推移しているものの、貸家が2か月連続で前年を下回ったことなどから、全体としても3か月連続して前年を下回っている。

 

6公共投資

公共工事請負額は、総じて低調に推移している。

 

7企業景況

総じて厳しく推移しているものの、動きの鈍かった中小企業においても改善の兆しがみられる。

 

8企業倒産

倒産件数は、前年を下回って推移している。

 

9雇用

新規求人数は引き続き前年を上回り、有効求人倍率も緩やかに上昇し、完全失業率も高水準ながらこのところ低下するなど、改善の動きがみられる。

 

 

 

10物価

消費者物価は4年6か月連続で前年を下回っている。

 

11金融

金融機関の貸付金残高は前年を下回って推移している。

 

 

参考

株式相場(日経平均株価)は、景気回復の期待からこのところ上昇し、直近では1万1000円台

後半となっている。

(日経平均株価 平成16年 6月 28日現在  11,884.06円)

(日経平均株価 直近の最高値 平成16年 4月 26日現在  12,163.89円)

対米ドル円相場は、緩やかな円高傾向にあり、直近では107円台となっている。

(対米ドル円相場 平成16年6月 28日現在  107.76円)

長期金利はおおむね横ばいで推移していたが、このところ大きく上昇し、直近では1.8%台

となっている。

(新発10年国債利回り 平成16年6月 28日現在 1.835%)

○ 米国株価  NYダウ  平成16年6月 28日現在 10,357.09ドル

ナスダック 平成16年6月 28日現在  2,019.82

注)景気動向の判断に用いている主要経済指標については、指標毎に調査・集計時点(月)が異なるため、複数の指標を比較して利用される際にはご注意下さい。

※「県内経済の動向」は奇数月に公表します。また、偶数月には、経済指標を最新データに更新し、速報として公表します。