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水害時の感染症予防について

更新日:2023年7月13日更新 印刷

豪雨により被災された方々へ

感染症予防のため、こまめな手洗いを実施しましょう。

また、家屋が浸水した場合には、下水道やし尿槽の汚水などが逆流し、家屋等が汚染している可能性がありますので、細菌やカビの繁殖、害虫の発生などで不衛生な状態となり、復旧のためには家屋等を洗浄し、十分に汚染を取り除いた後に消毒が必要となります。

感染症の発生を予防しましょう

 外出から戻った時、トイレの後および食事の前には、流水による手洗いをしましょう。液体石けんでよく汚れを落とし、ペーパータオルでふき取りましょう。

 流水での手洗いが困難な場合は、消毒液やウエットティッシュ等を活用しましょう。

 発熱・せきなどの症状のある方は、マスクを着用してください。長引く場合は、医療機関を受診しましょう。

 下痢や嘔吐の処理は、素手で行わないようにしましょう。

 トイレを清潔に保ちましょう。

床上浸水した家屋の消毒について

消石灰の使い方

 消石灰は有機物の存在下でも消毒効果があるため、汚水溝、湿潤な土地などの消毒に用いられます。


 使用量は1平方メートル当たり0.5から1kgを目安(20~40平方メートル当たり消石灰1袋20kg)に、ホウキ等で均一に広げ、地面の表面がムラなく白くなる程度としてください。これは土壌表面のみの消毒となります。なお、農業で土壌改良に使う量は1平方メートル当たり100g以下であり、農地などでの散布では注意が必要です。


  消石灰は強アルカリ性です。消石灰の散布時は、直接、皮膚・口・呼吸器等に付着しないよう、マスク、メガネ(ゴーグル)、ゴム手袋等を着用することをお勧めします。

逆性石けん液(塩化ベンザルコニウム液)の使い方

 塩化ベンザルコニウム液(原液は10%です)は床、畳、家具、冷蔵庫、浴槽、手洗場、手すり、便器などの器具の消毒に使用できます。
(1)原液を約100倍に希釈して使用してください。
(2)汚れがあるものは、よく洗い落してから、希釈した消毒液をきれいな布巾に含ませて拭くか、噴霧して使用してください。
※ 原液が10%でない商品の場合には、希釈倍率を確認してください。

 注意事項
(1)原液のままで、使用しないでください。
(2)塩化ベンザルコニウムを取り扱う際には、手袋などを使用してください。もし、原液や濃厚液が皮膚に付着した場合は、すぐ水でよく洗い流してください。
(3)使用時に眼に入らないように十分注意をしてください。
もし、眼に入った場合は、すぐ水でよく洗い流してください。症状が重い場合には、医師の診察を受けてください。
(4)普通の石けんが残っていると殺菌効果が弱くなるので、石けんをよく洗い落としてから使用してください。
(5)誤って飲んでしまう事故につながりますので、消毒液はペットボトルへ移し替えないでください。
 

 その他
家の周囲や床下については、不要なものを片付けたあと、水道水などで泥を洗い流し、しっかりと乾燥させてください。

がれき撤去作業時の感染症予防について

○ 作業時は、手袋をつけるなど、素肌を露出しないように!
 がれきの中には、先のとがったもの、釘やとげの出ている木材など、けがをしやすいものが含まれ、細菌で汚染されています。
 破傷風菌は、傷口から体に入り、全身の筋肉をけいれんさせ、呼吸をまひさせることがあるため、けがをしないように注意が必要です。
 水や土で汚染された廃材を直接さわったり、釘を踏まないように、長そで、長ズボンの服装で、破れにくい丈夫な手袋や靴下、長靴を身につけてください。


○ 作業中は、必ずマスクを!
 健康な人には感染症を起こさない菌でも、避難生活で体力や免疫が低下すると、病気を引き起こすことがあります。
 そのひとつであるレジオネラ菌は、土の中や川の水などに生息しているため、舞い上がったほこりや飛び散った水が口から入らないように、マスクをすることが重要です。
 また、作業中は汚れた手で目や口を直接さわらないようにしてください。
 

○ 作業が終了したら、必ず手洗いを!
 作業が終わったら、手袋をはずし、石けんと流水でよく手を洗ってください。どうしても手洗いの水がない場合には、ウエットティッシュなどで十分に汚れを落とし、アルコール消毒液を使いましょう。


○ 作業中にけがをした場合は、すぐに手当し、必要に応じ診療を!
 ガラスでけがをしたり、とげが刺さったりした場合には、いったん作業を中止し、傷を流水でよく洗い、絆創膏などで保護しましょう。
 傷が深い場合や、とげが残ってしまったり、傷に泥などが入り込んだ場合には、感染症にかかる恐れもあるため、早めに診療を受けましょう。


○ 山林や雑木林の近くで作業する時は、マダニ等に注意を!
 病原体を保有しているマダニ等に咬まれると、日本紅斑熱やツツガムシ病などの感染症にかかる可能性があります。
長そで、長ズボン、手袋、帽子等を着用し、素肌の露出をしないようにしましょう。可能であれば、虫よけスプレーの使用が望まれます。
 マダニ等の多くは、人や動物に取りつくと、皮膚にしっかりと咬みつき、長時間吸血します。マダニに咬まれたあとに、発熱などの症状があった場合には、速やかに診療を受けましょう。

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