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社会の変化に対応した県立高等学校教育の総合的な振興方策について(答申)「第3章 高校教育改革の基本的方向」-柔らかで多元的な教育システムへの転換-

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月2日更新

 多様な学習ニーズに柔軟に応える観点から、高校教育において、可能な限り選択幅が広く、多様な教育方法が取り入れられ、かつ学習活動が適切に評価される柔らかで多元的な教育システムへの転換を目指すことが必要である。

1 柔らかで多元的な教育システム

 高校教育においては、時代や社会の絶えざる変化への適切な対応が求められており、特に、個性や創造性の伸長、生涯学び続ける資質や能力、確かな学力の定着と豊かな人間性の育成等を目指す観点から、教育内容・方法等の不断の見直しを図りながら、新たな社会的要請にも的確かつ柔軟に応えることができる教育の推進が求められている。


 また、自己が確立し、能力・適性等が多様化してくる高校の段階において、生徒は、様々な教育の機会を通じて、社会で生きていくための基礎・基本を身に付け、それを基盤として自己の個性を見いだし、自らにふさわしい生き方を選択していく。こうした生徒の「自分さがしの旅」を的確に支援することについても、一層重視されなければならない。


 このためには、まず、指摘されている教育の画一性・硬直性の弊害や学校の閉鎖性などの問題に正面から取り組んでいくことが重要である。


 そして、今までの学校が学ばせる内容を決め、提供することを中心に据えたシステムから、生徒がそれぞれの学習、進路希望等に応じて学ぶ内容を主体的に選択することを中心に据えたシステムに改善を図るとともに、学習分野の選択範囲を可能な限り拡大するなど、生徒や保護者のニーズに的確に応え得る多様で柔軟な対応を進めることが必要である。


 さらに、生徒一人一人のよさや可能性を見いだし、個性の伸長を最大限に図るため、新しいタイプの学校、学科等の設置を推進するなど、学校選択時や入学後の教育内容等における選択幅の一層の拡大を図る必要がある。


 また、入学後の進路変更への柔軟な対応を図ったり、多様な教育方法を取り入れ、かつ多元的な物差しで生徒の個性や学習活動等を適切に評価することができるような教育システムへの転換を目指すことが必要である。

2 基本的な制度の改善

 柔らかで多元的な教育システムへの転換を図るためには、各学校が教育内容・方法を工夫・改善し、創意を生かした特色ある教育活動を展開するとともに、学校の教育活動全体について絶えず見直し、改善の努力を図っていく必要がある。


 そして、各高校でこのような取組を実現していくためには、全県的な視野に立った、学校・学科等の枠組みの見直しや入学者選抜制度、転編入学制度などの基本的な制度の改善を図っていく必要がある。

(1)学校・学科等の枠組みの見直し

 県立高校が、県民の期待に応えうる柔軟で多様な教育を展開するためには、生徒の実態や社会のニーズ等を踏まえながら、格段の工夫を行い、一人一人の個性を育む教育を実施する必要がある。


 このため、既存の学科・コースの精選・集約化を図るとともに、新たな学科・コースの設置を図るなど、適正配置の観点を踏まえ、全県的な視野からその枠組みの抜本的な見直しを図る必要がある。


 普通科にあっては、学習内容を重点化した現行の学科・コースや類型の仕組に加えて、学習内容の重点化を図りつつも入学後の生徒の学習ニーズや進路意識の変化等にも柔軟に対応できるような新たな履修形態の導入を図るなど、生徒の実態に応じた履修形態の一層の多様化を積極的に推進することが必要である。


 職業系専門学科にあっては、学科区分の細分化がかえって産業社会のニーズとの隔たりをもたらしているとの指摘がなされている等の状況を踏まえ、学科の融合を図り、社会の変化に柔軟に対応できるような学科への再構築を図る観点から、その枠組みを見直すことが必要である。


 また、自分にとって必要な教育内容を主体的に選択履修できる単位制の積極的な活用、適切なガイダンスを受けながら進路を見いだすための学習ができる総合学科や、自分が所属する学科・コースの枠を越えて生徒が主体的に希望する教科・科目を学べる総合選択制の拡充など、教育環境を整備していくことが必要である。


 なお、中等教育 ※12 の一層の多様化のため、中高一貫教育の導入についても積極的に取り組んでいく必要がある。


 さらに、県立高校には、多様性と創造性に富んだ県づくりビジョンに立った、アジアにおける一大交流拠点の形成や学術研究都市の整備等の新たな県づくりと連携し、21世紀の福岡県を築く人材を育成するという役割を果たすことが求められている。


 このため、地域に集積された学術・研究機能や国際交流の拠点としての福岡の特性を生かすことにより、豊かな国際感覚と優れたコミュニケーション能力を身に付け、高度情報化・国際化社会で活躍できる国際人の育成を目指す特色ある学校の設置が望まれる。


 また、特色ある地域産業の振興などに配慮し、地域との連携を図りながら、そのニーズに沿った教育内容を展開し、地域の求める人材育成を目指す学校、学科等を設置することが望ましい。

(2)入学者選抜制度の改善

 県立高校では、生徒が自らの個性や進路希望に応じて、幅広く学校や入学後の教育内容、進路を選択できるよう、特色ある学校づくりを推進するとともに、入学者選抜においても、各学校の特色にふさわしい生徒の入学を促進するため、様々な改善方策を実施している。


 このような中で、入学者選抜において、学力検査の結果のみでの選考ではなく、選抜方法の多様化を図るとともに多元的な評価を可能にすることで、過度の受験競争を緩和することも期待されている。


 今後、各学校において、入学を希望する生徒の中学校での学習の成果や能力・適性等をより的確に評価し、学ぶ意欲や目的意識を持った生徒の入学を更に促進するとともに、中学生自身が自分に合った進路選択を可能にするという観点から、中学校と高校が連携した入学者選抜の取組をより充実させることが必要である。


 また、新たに自己表現を取り入れた面接試験や小論文等と組み合わせた「学力検査を行わない選抜」を実施したり、各学校における教育条件や運営体制の整備状況及び実施上の課題解決のための県教育委員会の支援体制等を十分に踏まえつつ、「各学校における学力検査問題の作成」を可能にするなど、選抜方法の多様化、選抜尺度の多元化を一層推進する必要がある。


 なお、現在、個性重視の特別試験として実施している、学力検査によっては把握しにくい受験生の適性・能力をより適切に評価するための取組を一層充実・発展させる観点から、学力検査に加えて、学科・コース等への適性を判定するための面接試験、実技試験、又は小論文等を実施するなど、試験方法や評価基準の工夫・改善を行うことが望ましい。

(3)転編入学制度の改善

 高校教育では、新しいタイプの学校の積極的な展開を図ることをはじめとして、学習意欲や目的意識の醸成を図ることができる柔軟で多様な取組を推進することが重要である。


 このような中で、例えば、総合学科等において、将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる幅広い学習を通じて進路意識の醸成が図られる過程で、特定の専門分野を本格的に学習したくなった生徒に対して、専門学科への転学・転科を可能にするなど、これまでの転編入学制度を見直していくことが必要である。

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