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社会の変化に対応した県立高等学校教育の総合的な振興方策について(答申)「第2章 高校教育改革の視点」

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月2日更新

 高校時代は、生徒一人一人が、自己と他者との関係、さらには、広く国家や社会について強い関心を持ち、自分自身や社会のあるべき姿について考えを深め、それらを模索する中で自己の価値観を形成し、生き方を見定めていく時期と考えられる。このため、生徒一人一人の個性を尊重した教育を一層推し進め、創造性や可能性等を積極的に伸ばし、生徒が卒業後に高校時代を振り返った時に「自分の生き方の基礎は、高校時代に創られた」と思えるような教育を行うことが必要である。


 しかし一方で、こうした個性尊重の取組の前提には、自立心や自己抑制力、正義感、倫理観といった人間としての基礎・基本を身に付けていることや、将来の目標を達成するための基礎となる確かな学力を備えていることが求められることを認識する必要がある。このため、小・中学校での取組を踏まえて、高校では発達段階に応じ、更に一歩進めた取組を行うことが必要である。


 また、健やかで個性豊かな青少年の育成を図るため、高校と家庭や地域社会とが連携を図りながら、生徒の自発的な成長を促す視点からの高校教育の改善・充実を図ることが重要である。


 これらの観点を踏まえつつ、21世紀を築く人づくりのために、以下の点を特に重視することが必要である。

1 一人一人の個性を大切にした教育の推進

 子供たちに目を向けると、ボランティア活動等に参加した経験や参加する意欲がある者が多いなど、活発で健康に育ち、学校内外での学習や文化・スポーツ活動に積極的に取り組んでいる。さらに、柔軟で豊かな感性や優しさを持つ子供たちも少なくない。


 子供たちが、様々な体験をとおして均衡のとれた成長を遂げ、個性豊かな人間として健やかに育っていくことができるよう、学校・家庭・地域社会がそれぞれ連携・協力し最大限の努力を傾ける必要がある。


 また、子供たちが将来への夢や希望を持たなくなる傾向にあると言われている今日、「志」や人類の未来に対する「夢」などを持って成長していくことを支援することは、学校教育が果たすべき大きな役割である。


 このため、高校教育においては、その生徒ならではの資質・能力を伸ばすとともに、自由な思考力・判断力、感受性、想像力等の育成を重視した教育活動を推進していくことが必要である。

2 新しい時代を切り拓くための資質・能力を育成する教育の推進

 社会の様々な分野において国際化が進展し、国際的な相互依存関係が深まる一方で、産業経済分野における地球規模での競争が一層激しさを増しており、国際社会の一員として生きていくルールを身に付け、主体的な選択能力と新しい分野に向かってチャレンジする精神を持った人間が求められている。


 21世紀を築くこのような青少年の育成に対する県民の負託に応えていくために、高校を新しい時代に適合したより魅力あるものとしていかなければならない。


 特に、先行き不透明な社会にあっては、その時々の状況を踏まえつつ、考えたり、判断する力などが重要であり、高校教育では、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する力など、これからの社会をたくましく生きていくための資質・能力の育成を重視することが必要である。


 このため、県立高校においては、社会の変化を展望しつつ、教育内容等の改善を図るなど変化に的確かつ迅速に対応していきながら、生徒の主体的な学習を促すような教育方法等の工夫・改善を図り、そのための教育環境を整えていくことが必要である。

3 生涯を通じて学ぶ意欲・態度を育成する教育の推進

 学校教育は、社会の中で生きていくための基礎として必要なものを習得する場であるとともに、生涯にわたって継続して学習する意欲や態度を育てる場である。


 特に、変化の激しい時代においては、絶えず新たな知識や技術を習得する必要があり、このための自己研鑚を行うことが求められるとともに、高齢社会の中で生涯にわたっての学習活動が盛んになることを踏まえて、学校教育において、生涯にわたって学習していく力を培うことが必要である。


 このような観点から、高校教育においては、学ぶことの楽しさや成就感を体得させ、学ぶ意欲を育てるための体験的な学習を重視するとともに、主体的な学習の仕方を身に付けさせる教育を推進することが必要である。


 さらに、たくましく生きるための健康や体力は、生涯にわたって主体的に学習を継続するための基盤である。生徒一人一人が、健康増進や体力向上の必要性を十分理解した上で、興味・関心等に応じて適切に運動することができる能力や生涯にわたって運動に親しむ態度、また、健康に関わる諸問題に適切に対処できる能力・態度を育成することが必要である。

4 豊かな人間性を培う教育の充実

 現代の子供たちについては、他人を思いやる心、正義感や遵法精神等の基本的な倫理観、自己抑制力、自立心等が十分に培われていないなどの指摘がなされており、心の教育の在り方が大きな課題となっている。


 学校教育では、次代を担う子供たちが自らの個性を伸ばしながら、心豊かな社会を創造していくために、自ら学び、自ら考える力などを育成するとともに、正義感、倫理観、社会貢献の精神、美しいものに感動し自然を大切にする心などの「時代を超えて変わらない価値あるもの」を子供たちに培うことが必要である。


 特に、子供たちを取り巻く様々な社会情勢や課題を踏まえると、生命や人権を尊重する心は大切であり、個人の個性と能力を十分発揮できる社会を実現するために、人権意識の高揚を図る教育の推進が必要である。


 このため、高校教育においても、あらゆる場面で豊かな人間性などを身に付けるための教育を一層重視するとともに、集団における自己の役割、社会や他人に対する責任と協同、さらに、社会人としての心構えなどについて、自覚や認識を深めさせるための取組を推進することが必要である。


 また、様々な分野でグローバル化が進展し、「人」との交流が進むにつれ、多様な発想や生き方、異なる文化に出会う機会が増えており、国際社会の中で信頼される日本人となるために、我が国の伝統と文化を理解・尊重する心や郷土に対する愛着と誇り、コミュニケーション能力、世界の平和・国際親善に努める心などを育むことが必要である。

5 確かな学力を育てる教育の充実

 今日の我が国の発展は、諸外国と比較して水準が高く、広く普及しているといわれる学校教育に負うところが大きい。しかし、現在では、青少年の基礎学力の低下が指摘されるにいたっている。


 我が国が今後も発展と繁栄を続け、豊かな未来を築いていくために、高校教育においては、小・中学校教育の基礎の上に立って創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で、生徒に国家社会の形成者として必要な資質を養うための基礎的・基本的な教育内容の確実な定着を目指した取組を重視することが必要である。


 また、日々の授業の内容が難しかったり、面白くないと感じている生徒が少なくない状況があること等も踏まえて、生徒の興味・関心や能力・適性等に応じ将来学びたい分野や就きたい職業につながる確かな学力をしっかりと身に付けさせる工夫が求められる。


 そのため、生徒の学習ニーズを的確に把握し、授業の在り方をはじめとする教育内容・方法等の工夫・改善を行い、生徒が学ぶことに充実感を見いだすことができる教育の展開に努めることが必要である。

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