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平成30年9月2日「小塩ほたるの里 水辺探検隊&稲刈り体験」を開催しました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年9月20日更新

平成30年9月2日(日曜日)、「小塩ほたるの里 水辺探検隊&稲刈り体験」を開催しました。

 うきは市の小塩地区は、市東南部に位置する農業が盛んな山間地区で、水稲を基幹作物として、柿、桃、梨などを栽培しています。5月下旬にはホタルが舞い「ほたるの里」と呼ばれています。また、環境省は、さまざまな命を育む里地里山を次世代に残していくべき自然環境のひとつと位置づけ「生物多様性保全上重要な里地里山」500箇所を選定し、うきは市小塩地区はそのひとつです。

 うきは市の主催で「小塩ふるさと体験」を年4回実施されていますが、県北筑後地域環境協議会と連携した企画を昨年の秋から実施(年2回)しています。今年5月は、「水辺探検隊&田植え体験」、9月は「水辺探検隊&稲刈り体験」として開催しました。

5月に田植えした田んぼは、実りを迎え収穫期に入りました。稲刈りを楽しみに参加していただいた方もいらっしゃいます。

開催日時

平成30年9月2日(日曜日) 10時00分から14時30分 

開催場所

小塩ホタルの里広場周辺の小塩川、田んぼ

参加者数

53名(大人23名、子ども30名)

講師

福岡県保健環境研究所 環境生物課

水辺探検隊(生きもの探し)

 小塩ホタルの里広場(キャンプ場)に集合し、小塩の紹介も含め本日の活動内容や注意事項を説明しました。

 開会の様子

 ホタルの里広場を囲むように小塩川が流れていて、広場のすぐ下に目的のフィールドがあります。当日は、前日、前々日に降った雨の影響を心配しましたが、水量も少なく川の生きものを探すには最適でした。

【小塩川】

 小塩川(ほたるの里広場) 小塩川(ほたるの里広場) 小塩川 

【水中の生きものさがし】

 小塩川での生きもの探し 川の生きものを探す子どもたち

【同定】

 採れた生きものを白いバットに移し、観察をしながら「観察シート」を使って、水生昆虫や魚の名前を調べました。小さな魚はカワムツの子どもです。

 

  

  自分たちで下敷きを見ながらの同定作業 水がきれいなところに住む生きものの種類などを調べます。 

  バケツの中 カワムツの稚魚やサワガニなど  白いバットの中 サワガニ、ドンコ、カワニナ、カワムツ稚魚など

   

 講師から水生昆虫やカエル、魚の特徴や生態・環境のことなどの説明がありました。また、水に生息する虫の種類を調べることにより水のきれいさを判断することが出来ます。魚は水がきれいだけではすめません。魚がすむための条件があることを説明されました。

 小塩川の結果は「きれいな水」でした。生きものの観察が終わったら、川に戻してあげました。

  講師による生きものの説明をしているところです。  講師からの説明

【採取できた水生昆虫や魚など】

水生昆虫等: チラカゲロウ、ヒラタカゲロウ、マダラカゲロウ、カワカゲロウ、モンカゲロウ、
カワトンボ(ヤゴ)、サナエトンボ(ヤゴ)、カワゲラ、ヒゲナガカワトビケラ、シマトビケラ、ナガレトビケラ、
カワニナ、サワガニ

淡水魚:オイカワ、カワムツ、ムギツク、カマツカ、オヤニラミ、ドンコ、ヨシノボリ

 

 

 

 

稲刈り体験

 午後は、稲刈りに挑戦しました。 小塩ホタルの里広場から歩いて3分の田んぼへ移動。ここは、5月の「水辺探検隊&田植え体験」で田植えをした田んぼです。

 小塩地区自治協議会の方から、稲刈りの段取り、鎌の使い方、稲の束ね方などの説明をしていただき、早速稲を刈ってみました。

 

   稲刈りを始めたところです。 子どもも一生懸命に稲を刈っています。

 稲を刈った後、ワラを使って束にしているところです。講師から束にするやり方を教えていただきました。束にした稲を竿に掛けて天日干しにしました。稲を逆さにして約1週間くらい干すと稲の栄養が穂先に集まります。この作業によって稲全体の旨味がじっくり実に集まり、おいしいお米になるのだそうです。

 刈った稲を教えてもらいながら束にします。 刈った稲の一部を掛干ししているところ

 掛干しした残りは、コンバインで脱穀します。 刈り取った稲 

 コンバインによる稲刈り コンバインに乗せてもらいながら体験しました。

 昔ながらの手刈りとかけ干しをおこなう他、コンバインによる脱穀や稲刈りを体験しました。子どもたちは、順番にコンバインに乗り、楽しい体験をしました。

参加者の声

(保護者)

  • 普段の生活では、体験できないことができ、楽しかった。子どもも稲刈りは初めてだったのでよかった。
  • 水辺探検では、教材などをもらえてよかった。稲刈りは、お米の大切さがよくわかり、残さず食べようという気持ちが子どもたちに伝わった。
  • 水辺の生きものは、詳しく教えてもらえたので良かった。
  • 子どもがコンバインに乗れたのが良かった。
  • 川で生きものを見つけることがとても楽しく、また、たくさん学ぶことができた。
  • 稲刈りはする機会がないので、良い体験になった。
  • 子ども連れでも参加できてよかった。
  • 子どもが生きものを川に返す時、やさしい言葉をかけていた。

(子どもたち)

  • 川の水が冷たくて気持ちよかった。
  • 魚とかカニを捕まえるのが楽しかった。稲刈りは力仕事で大変だったが楽しかった。
  • この川には、いろんな生きものがいるって思った。
  • カワムツがかわいかった。
  • 魚やカニのことを知ることができて楽しかった。
  • 植物や生きものを大事にしようと思った。

 

 

 

体験を終えて

 当日はとても良い天気に恵まれ、熱中症が心配されましたが、無事に終えることができました。

 1日の活動を通し小塩地区における自然と生活の営みを体験することで、小塩の自然の豊かさを知っていただける良い機会になったと思います。小塩地区は、ホタルの保全に地区をあげて取り組んでおられ、家庭排水などで水が汚染しないよう努力されています。生きもの探しでは、川で生きものを見つけることがとても楽しいこと、生きものの詳しい解説を聞くことで新たな発見や学びとなったという意見をたくさんいただきました。また、きれいな水でしか生きられないサワガニ、チラカゲロウ、ヒゲナガカワトビケラ等を見ることができ、小塩川は、「きれいな水」と判定できました。

 午後の稲刈り体験では、初めて鎌を持って稲を刈った方、2回目の方などたくさんの人に参加していただきました。また、5月の田植えから今回の稲刈りまでを経験した方もいました。今回の稲刈りは、手刈りとコンバインを使った稲刈りを体験し、特に子供たちをコンバインに乗せておこなう稲刈りも好評でした。普段当たり前のように食べているお米が、どのように作られているのかを知ることが出来る、よい体験になったと思います。

 田んぼの周辺には、カエルやトンボ等がたくさんいて、生きものを捕まえたりしていました。豊かな自然が残る里地里山は、生物多様性の保全をはじめ多様な観点から保全が必要なのです。たくさんの方に知っていただくことが大切と考えています。

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