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自然体験イベント「生きものにぎわいの森づくりin英彦山」を実施しました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年10月2日更新

自然体験イベント「2017生きものにぎわいの森づくりin英彦山」

 

 筑豊地区地域環境協議会では、自然環境の大切さや生物多様性を学ぶ自然体験イベント「2017生きものにぎわいの森づくりin英彦山」を開催しました。
 修験道の霊山として知られる英彦山は、福岡県でも有数の自然豊かな地域です。しかし近年、シカによる食害が深刻になり、豊かな森は変わりつつあります。
 このイベントでは、森林の中で自然観察会や生きもの調査を行って、英彦山の生態系や、シカ食害が自然に及ぼす影響について、体験しながら楽しく学びました。

 

  • 日時:平成29年9月24日(日曜日) 10時00分から15時00分まで
  • 場所:福岡県立英彦山青年の家(田川郡添田町大字英彦山32-18)
  • 参加者:一般参加者14名、環境ボランティア研修(英彦山青年の家主催事業)研修生15名、 計29名
  • 講師:福岡県保健環境研究所 環境生物課
  • スタッフ:嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所、自然環境課、英彦山青年の家

 

集合写真

 参加者の最年少は5才、最年長は84才。幅広い年代の方にご参加いただきました。

自然観察会

 

 福岡県保健環境研究所 環境生物課の須田課長と石間さんが講師となり、英彦山青年の家周辺の森林を散策しながら自然観察会を行いました。

 

 コースのはじめは杉からなる人工林でしたが、途中から落葉樹からなる天然林に変わりました。その境界に立って、人工林と天然林の違いを教えてもらいました。(下の写真は、順に人工林、境界部、天然林)
人工林人工林と天然林の境界部天然林

 

 天然林にはモミジ(カエデ)の木もありました。モミジといってもいろいろな種類があり、葉の形からどの種類なのかがわかるそうです。写真の葉はコハウチワカエデでした。
コハウチワカエデの葉

 

 アカハライモリ、ザトウムシの仲間、カメムシの仲間、ニワハンミョウなど、いろいろな生きものを見つけることができました。
自然観察会の様子自然観察会の様子

 

 マツカゼソウとサンショウは同じミカン科で、どちらもそれぞれ特徴的なにおいがあります。
 シカはマツカゼソウを嫌って食べませんが、サンショウの葉は食べるそうです。葉のにおいを嗅いだり、日に透かしてにおいの元の黒い点(油点)を確認してみました。
自然観察会の様子自然観察会の様子

 

 シカの足跡も発見しました。
シカの足跡

 

 林の中で見つけた小さな花。アケボノソウというリンドウ科の植物だそうです。
 近くによって良く観察してみると、花びらに特徴的な斑点模様があることがわかりました。
アケボノソウ(リンドウ科)

 

 

 

森林の生きもの調査

 

 英彦山青年の家近くの人工林の中には、シカ防護ネットで1ヘクタールを囲ったエリアがあります。
 これは平成23年5月に 「生きものにぎわいの森づくりin英彦山」プロジェクトの活動のひとつとして、シカの侵入を防いで生物多様性を取り戻すことを目的に設置したもので、設置からおよそ6年が経過しました。
 今回、参加者の皆さんにはこのシカ防護ネットの中と外で出現する生きものの違いを、4班に分かれて調査してもらいました。

調査場所

 シカ防護ネットの中と外、それぞれ5m×5mの方形区 (写真左がネットの外、右がネットの中)
 班毎に4×2ヶ所、計8ヶ所を調査

調査場所(ネット外)調査場所(ネット中)

調査項目

  1. 昆虫相(どんな虫がいるか)
  2. 植物の全体被度(%)
  3. シカ糞の有無
  4. 優占している植物(3~5種類)

生きもの調査の様子生きもの調査の様子生きもの調査の様子

 班のメンバーで協力して、捕まえた虫や生えている植物の種類や被度などを調べました。

 

調査結果のまとめと解説

 班ごとに調査結果をまとめてもらい、講師の須田先生と石間さんから解説していただきました。

 ネットの外と中では、生えている植物の種類がかなり違うことがわかりました。ネットの外にはシダ類、マツカゼソウ、ナガバヤブマオなどのシカが嫌う植物が多く生えていて、一方、ネットの中には外では見られなかった植物がたくさん生えていました。またネットの中にはいろいろな木の幼樹も数多く育っていました。
 これらの結果から、シカの食害による植物への被害の状況が良くわかりました。
 また虫についても、ネットの外よりも中の方が多くいることがわかりました。

調査結果のまとめ調査結果まとめの様子

 

ネットの外に多く生えていた植物

 マツカゼソウ(ミカン科)、イワヒメワラビ(シダ植物コバノイシカグマ科)、ヒメチドメ(ウコギ科)、ミヤマササガヤ(イネ科)、ナガバヤマブオ(イラクサ科)など

マツカゼソウ(ミカン科)シダ類ヒメチドメ(ウコギ科)ミヤマササガヤ(イネ科)ナガバヤブマオ(イラクサ科)

 

ネットの中に生えていた植物

 ハナタデ(タデ科)、クサイチゴ(バラ科)、ツユクサ(ツユクサ科)、サンショウ(ミカン科)、ツルニンジン(キキョウ科)、ヤマノイモ(ヤマノイモ科)など

ハナタデ(タデ科)クサイチゴ(イチゴ科)ツユクサ(ツユクサ科)サンショウ(ミカン科)ツルニンジン(キキョウ科)ヤマノイモ(ヤマノイモ科)

ネイチャークラフト体験 ~押し葉しおりづくり~

 

 

 

 野外活動のあとは、英彦山で拾った落ち葉などで作った押し葉を使って、オリジナルのしおりを作りました。
 それぞれ個性的な素敵な作品ができあがりました。

押し葉しおりづくりの様子押し葉しおりづくりの様子押し葉しおりづくりの様子

 

いただいた感想

 

 イベントの最後に、参加者の皆さんに本日の感想をカードに記入してもらいました。
 「ネットの中と外では植物や動物の種類が違うこを知れたのでおもしろかったです」、「シカの足跡やフンを見れたことが印象的でした。また参加したいです」、「初めて、こういう山に入って調査しました。人工林と自然林の違い、シカの影響など、身をもって体験することができました」、このほかにもたくさんの感想をいただきました。

感想ボード感想カード感想カード(自然観察の視点を学ばせていただきました)感想カード(森の中にはたくさんの虫や植物があることを知りました)感想カード(むしや植物をたくさん見れてたのしかった)感想カード(おもしろかったです。セミのはねをはじめてみました)

 

 ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
 このイベントでの体験が皆様の記憶に残るものになったのであれば幸いです。

 今後とも筑豊地区の生物多様性保全の推進にご理解とご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。
 

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