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県のあゆみ

更新日:2023年10月6日更新 印刷

古代-アジアとの交流窓口-

福岡は、古代、遠(とお)の朝廷(みかど)と呼ばれた大宰府政庁や外国使節の迎賓館である鴻臚館が置かれ、中国大陸や朝鮮半島と我が国の交流の窓口でした。中世に入っても、博多の港は中国大陸や朝鮮半島をはじめ、琉球や南海との貿易基地として栄えました。

江戸時代-商業の拠点-

江戸時代に入ると、木ろうなどの商品作物や博多織、久留米絣、小倉織などの工芸品の生産が盛んになりました。多くの街道や港、遠賀川、筑後川の水運が発達し、本県は九州の交通の要衝を占めていました。

明治~昭和-石炭、鉄鋼産業の興隆-

明治から昭和にかけて、筑豊一帯や筑後の大牟田地区で石炭の産出が盛んになり、これを活用して北部に鉄鋼、機械、電気、化学、窯業などを中心とする「北九州工業地帯」が、南部には「石炭化学コンビナート」が形成され、日本の近代化と経済発展を支えました。
第2次世界大戦後は、国の傾斜生産方式と朝鮮戦争による特需景気などにより、鉄鋼、金属、化学などの製造業や石炭産業が隆盛となり、いち早く荒廃から立ち直りました。

高度成長期-エネルギー革命による産業構造の転換-

昭和 30 年以降の高度経済成長期には、本県の工業生産も大きく伸びましたが、同時に進行したエネルギー革命により石炭産業が衰退し、産炭地域は深刻な打撃を受けました。
40 年代後半及び 50 年代前半の2度のオイルショック以降は、低成長や円高、産業構造の転換の中で、素材型産業の比重の大きい本県経済は厳しい状況になりました。このため、先端成長産業の育成、集積に取り組み、自動車産業、先端半導体、バイオテクノロジー、ロボット関連などの企業立地を進めました。また、福岡市を中心に、商業やサービス業などの第3次産業が大きく成長しました。

現在-九州、西日本、アジアにおける交流拠点をめざして-

40 年代後半以降は、産業や生活を支える交通インフラの整備が本格化します。本州と九州を結ぶ「東洋最長のつり橋」と当時注目された関門橋の開通後、50 年代から 60 年代にかけて、山陽新幹線新大阪~博多間の全線開業、九州を南北に走る九州縦貫自動車道古賀 IC~鳥栖 IC 間の開通、福岡市地下鉄室見~天神間の開業、北九州モノレールの開業など、交通網の整備が進みました。
さらに、平成 18 年には新北九州空港(現北九州空港)が開港し、23 年には九州新幹線博多~鹿児島中央間が、28 年には東九州自動車道北九州市~宮崎市間が全線開通しました。
平成 17 年に国内4番目の国立博物館として九州国立博物館が開館しました。27 年には炭鉱や鉄鋼業、造船業などの関連施設が「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録されました。29 年には「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界文化遺産に登録されました。
社会が大きく変動する中、本県は、アジアをはじめ、世界との交流を促進するために重要な交通基盤の整備や新たな産業の誘致、優れた技術の開発などによりさまざまな困難を乗り越え、産業や文化などのあらゆる面で発展してきました。これからの日本の発展を支えていく九州のリーダー県として、一層の飛躍を図っています。

出典:令和5年度県政概要

明治以降の主なできごと

西暦 元号 主なできごと
1871 明治4 ・廃藩置県、初の知事に有栖川宮熾仁(ありすがわのみやたるひと)親王
・福岡ほか7県を福岡・三潴・小倉の3県に統合
・郵便業務はじまる
1872 明治5 ・学制公布、3県の小学校131校
1873 明治6 ・筑前竹槍一揆が起こる
1876 明治9 ・小倉県、三潴県を統合し、ほぼ現在の福岡県域確定
・秋月の乱が起こる
1879 明治12 ●第1回福岡県会開会
1889 明治22 ●市制・町村制施行、福岡・久留米両市誕生
●九州初の陸(おか)蒸気、博多~千歳川(筑後川)開通
1897 明治30 ●八幡製鉄、遠賀郡八幡村に開業
●福岡市で活動写真初公開、電灯ともる
1899 明治32 ●福岡市で電話業務開始
1903 明治36 ●京都帝国大学福岡医科大学(現 九州大学)設立
1907 明治40 ●福岡市で初めて自動車走る
1909 明治42 ●門司~鹿児島間鉄道開通
1910 明治43 ●福岡市で初めて市内電車走る
1912 大正元 ●飛行機(舞鶴号)福岡城外で九州の空を初めて飛ぶ
1920 大正9 ●第1回国勢調査(県人口2,188,249人で全国第5位)
1923 大正12 ●全国初の県立女子専門学校(現 福岡女子大)福岡市に開校
1927 昭和2 ●普通選挙法による初の福岡県議会議員選挙
1930 昭和5 ●NHK福岡放送局開局
1942 昭和17 ●関門海底鉄道トンネル開通
1947 昭和22 ●初の公選知事誕生
1948 昭和23 ●第3回国民体育大会、福岡県で開催
1949 昭和24 ●福岡学芸大学(現 福岡教育大学)発足
1952 昭和27 ●米国領事館、福岡市に開設
1958 昭和33 ●関門国道トンネル開通
1962 昭和37 ●若戸大橋開通
1963 昭和38 ●北九州5市合併、北九州市発足
1966 昭和41 ●韓国総領事館、福岡市に開設
1972 昭和47 ●福岡市、政令指定都市となる
1973 昭和48 ●関門橋(全長1,068メートル)開通
●九州縦貫自動車道、部分(鳥栖~南関)開通
1975 昭和50 ●国鉄山陽新幹線、岡山~博多間開通
1981 昭和56 ●福岡市営地下鉄、部分(天神~室見)開通
●米国ハワイ州と姉妹提携
●福岡県新庁舎落成
1984 昭和59 ●筑後大ぜき完成
1985 昭和60 ●中国総領事館、福岡市に開設
1986 昭和61 ●飯塚市に九州工業大学情報工学部開設
1987 昭和62 ●中国との間に定期航空路
1988 昭和63 ●県の当初予算1兆円を突破
1989 平成元 ●福岡市でアジア太平洋博覧会開催
1990 平成2 ●第45回国民体育大会開催
●第26回全国身体障害者スポーツ大会開催
1992 平成4 ●第43回全国植樹祭開催
●中国江蘇省と友好提携
●福岡県立大学開校
●オーストラリア領事館、福岡市に開設
●日韓海峡沿岸県市道交流知事会議スタート
1994 平成6 ●異常渇水により県民生活や農作物等に大打撃
●福岡県文化賞創設
1995 平成7 ●ユニバーシアード福岡大会開催
●国際・文化・情報の交流拠点「アクロス福岡」オープン
1996 平成8 ●福祉・女性・人権の活動拠点「クローバープラザ」オープン
●第8回全国生涯学習フェスティバル「まなびピア福岡’96」開催
●福岡県民スポーツ栄誉賞創設
1997 平成9 国連人間居住センター(ハビタット)福岡事務所開設
●アジア開発銀行福岡総会開催
1998 平成10 ●初の女性副知事誕生
●福岡県の人口500万人を超える
1999 平成11 ●福岡空港新国際線旅客ターミナルオープン
●福岡都市高速道路と太宰府ICが直結
2000 平成12 ●九州・沖縄サミット福岡蔵相会合開催
●アジア・太平洋環境大臣会議in北九州開催
●オーストラリア領事館、総領事館へ昇格
2001 平成13 ●福北ゆたか線電化開業
2002 平成14 ●RDF発電所稼働
2003 平成15 ●いちご「あまおう」本格生産開始
海峡ドラマシップオープン
2004 平成16 ● 第19回国民文化祭・ふくおか2004(愛称:とびうめ国文祭)開催
2005 平成17 ●福岡県西方沖地震発生
九州国立博物館 開館
●第18回全国健康福祉祭ふくおか大会(ねんりんピックふくおか2005)開催
2006 平成18 ●新北九州空港開港
●北部九州自動車100万台生産達成
●タイ・バンコク都との友好提携
2007 平成19 ●インド・デリー準州との友好提携
2008 平成20 ●ベトナム・ハノイ市との友好提携
●九州国立博物館で日中韓首脳会議開催
2009 平成21 ●第1回福岡アジアコレクション開催
●ベトナム総領事館、福岡市に開設
●ラーメン用小麦「ラー麦」を使ったラーメン、県産米「元気つくし」販売開始
2010 平成22 ●「子育て応援の店」10,000店舗突破
●福岡県暴力団排除条例施行
九州歴史資料館移転開館
2011 平成23 ●「子育て応援宣言企業」3,000社突破
●九州新幹線鹿児島ルート全線開通
●「グリーンアジア国際戦略総合特区」指定
2012 平成24 ●福岡県70歳現役応援センター開設
福岡共同公文書館開館
2013 平成25 九州芸文館開館
●「ななつ星 in 九州」運行開始
2014 平成26 ●第1回「福岡駅伝」開催
●FCV(水素燃料電池自動車)販売開始 県庁公用車に導入
2015 平成27 ●「明治日本の産業革命遺産」世界遺産登録
2016 平成28 ●G7北九州エネルギー大臣会合開催
2017 平成29 ●平成29年7月九州北部豪雨災害発生
●「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産登録
●第37回全国豊かな海づくり大会開催
2018 平成30 ●在福岡タイ王国総領事館開設
●「第35回伝統的工芸品月間国民会議全国大会(KOUGEI EXPO)」開催
●本県初のアンテナレストラン「福扇華」がオープン
2019 平成31
令和元
●ラグビーワールドカップ2019日本大会開催
●福岡空港の民間委託開始
●「G20財務大臣・中央銀行総裁会議」開催
●全国初となる福岡県部落差別解消推進条例施行
2020 令和2 ●新型コロナウイルス感染症の発生
2021 令和3 ●全国初となる福岡県ワンヘルス推進基本条例施行
●「2021世界体操・世界新体操選手権北九州大会」開催
2022 令和4 ●第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会が福岡市で開催
●新たな「福岡国際マラソン2022」が開催
2023 令和5 ●福岡県アンテナレストラン「麹町なだ万 福岡別邸」がオープン

出典:「県政のしおり 2023」

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