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雨水利用のQ&A

更新日:2023年6月1日更新 印刷

一般的なこと

Q 雨水はどこから集めるの?

  家屋の屋根や屋上、車庫の屋根などに降った雨を雨樋から貯留槽に集めます。
  きれいな水を貯めるには、落ち葉が多い場所や人の出入りが多い場所を避けるなど、汚れの少ない場所を選びます。
  また、降り始めの雨水(初期雨水)は集水面の汚れを流しますので、よりきれいな雨水を貯めるためには、この分をカットする工夫 をするとよいでしょう。

Q 雨水はどのくらいたまるのでしょうか?   

  貯水量は、雨を集める集水面(屋根など)の面積と降水量の関係によって決まります。
  貯水量(L)=集水面積(m2) × 降雨量(mm) × 0.9(集水可能な割合)
    (例) 50(m2) × 3(mm) × 0.9 = 450L
  ちょっとした雨が1~2時間降れば、家庭用の200L程度の雨水タンクなら満水になります。

Q 簡易貯水槽(雨水タンク)の容量はどのくらいあればよい?

  用途や面積で異なりますが、一般的に庭木への散水や洗車程度であれば、容量200L程度でも充分使用できます。

Q 貯水槽の置き場所はどのくらいの広さが必要でしょうか?

  貯水槽の形状にもよりますが、設置するには雨樋の近くで1m2程度の平坦な場所が必要です。
  満水になるとかなりの重量になるので、転倒しないように基礎に注意してください。

Q 貯めた雨水は腐りませんか?   

  日常的に使用していれば腐りません。
  ただし、落ち葉などの有機物が混じったり、太陽の光が貯留槽に差し込むと藻が発生したり、長期間放置すると腐敗する場合もあります。

Q 雨水タンクなどの耐久性はどのくらいあるのでしょう?   

  材質や設置された環境によって異なりますが、一般的なポリエチレンやステンレス製で10年以上は使用できます。

維持管理について

Q 貯めた水に蚊が発生しませんか?

  貯留槽のフタを開けたままにしない、雨水流入口に防虫網を張るなどの注意をすることで、蚊が中に入ることを防ぎます。
  雨水を日常的に使用すれば、貯留槽内に雨水が長時間滞留しないので、ボウフラも発生しません。

Q 掃除などの維持管理はどうしたらいいのか?

  (簡易な貯留タンクについて)
  雨水流入口にフィルター等を設け、直接貯留槽内にゴミが入らない工夫をしていればフィルターの掃除を定期的に行う程度で日常の管理は充分です。
  年に1度程度はタンク内部を空にして、本体の清掃を行いましょう。

利用方法について

Q 雨水貯留槽に貯めた雨水は飲めますか?

  浄化処理を行っていないので、そのままでは飲めません。
  直接体内に取り込んだり、触れたりしない用途にご利用ください。

  良い用途例 : 庭木の水やり、打ち水、洗車 
  悪い用途例 : 飲用、入浴 

Q 災害時の利用は可能ですか?

  地震や火事などの災害時には、トイレの洗浄水や初期消火用水として利用できます。

Q トイレの洗浄水に利用するにはどうしたらよいのか?

  簡易貯留槽の容量だけでは、トイレの使用水量に対応するのは難しいと思われます。
  (トイレは家庭内でもっとも水を多く使う施設です。)
  水道水を補給するための設備が必要となり、トイレへの配管、ポンプなどの設備、工事が必要になります。

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