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介護現場の業務の効率化を支援するコンサルティング事業のモデル施設を募集します
※令和5年度モデル施設の申込受付は終了しました。
生産年齢人口の減少が本格化していく中、限られた人材で、多様化、複雑化する介護ニーズに対応するためには、介護職員のキャリア・専門性に応じた機能分化や多様な人材によるチームケアの実践等が必要となります。
本県では、介護人材の参入環境の整備、定着促進等を図るため、介護助手等多様な人材の参入を促し、機能分化による介護の提供体制や、地域の事業者間・多職種連携による介護業務効率化等について、先駆的な取組を実施するモデル施設を募集します。
1 対象
介護保険法上の介護サービスを行う福岡県内に所在の事業所
※県内4地区(福岡地区・北九州地区・筑豊地区・筑後地区)から各1施設選定
2 募集期間
令和5年8月10日(木曜日)から令和5年8月31日(木曜日)
3 申込について
※令和5年度モデル施設の申込受付は終了しました。
4 モデル事業の内容例
モデル施設には、以下(1)から(4)のような事業に取り組んでいただきます。
(1)地域の特性を踏まえ介護助手や季節限定労働者等多様な人材を呼び込み、OJT研修等により育成する事業
(2)外部コンサルタントの助言を得ながら以下アからウの視点により実施する事業
ア リーダー的介護職員等の人材育成やキャリアパスの明確化
イ 利用者の重度化予防、自立支援
ウ 介護職のキャリア、専門性に応じたサービス提供体制のもとでの、多様な人材によるチームケアの実践
(3)一連の実践を踏まえた効果の検証、さらなる改善点の検討に係る事業
(4)その他本事業の目的を達成するため、県において必要と認められる事業
令和2年度、令和3年度モデル施設における取組内容について
令和2年度事業 実践報告会
(1)モデル施設
特別養護老人ホーム いいづか
(2)モデル施設
地域密着型特定施設 てとての森
「職業興味にあわせた業務切り分けと障がい者就労モデルの構築」
令和3年度事業 実践報告会
(1)モデル施設
介護付き有料老人ホーム たいしんかていな永満寺
(2)モデル施設
介護老人保健施設サンライフ聖峰 デイケアセンターひまわり
「業務切り分けと人材配置シミュレーションによる新規雇用の創出」
5 モデル施設への支援
モデル施設が4の事業に取り組むに当たっては、本県として以下の支援を行います。
コンサルティングの実施
モデル施設に対して、身体介護などの専門職が担っている付帯業務の切り分け、切り出しと、その業務の効率化に関するコンサルティングを、事業受託者を介して実施します。
モデル事業に係る経費の補助
モデル事業に係る経費について、以下のとおり補助します。
対象経費
報酬、給料、職員手当等、賃金、報償費、旅費、需用費(消耗品費、燃料費、印刷製本費、光熱水費、修繕料、食糧費)、会議費、役務費(雑役務費、通信運搬費、手数料、広告料、保険料)、委託料、使用料及び賃借料、備品購入費、助成金
補助率
10分の10
補助限度額
3,500,000円
補助金に関する資料
福岡県介護職チームケア実践力向上推進事業費補助金交付要綱 [PDFファイル/125KB]
※この補助金の交付の対象となる事業は、補助金交付要綱第4条(1)イからニに規定する事業です。
6 スケジュール(予定)
令和5年9月上旬から下旬頃 モデル施設選定、モデル施設からの補助金交付申請受付
令和5年10月上旬から令和6年2月頃 モデル事業、コンサルティングの実施
令和6年2月下旬から令和6年3月頃 モデル事業の成果確認、評価
令和6年3月から4月上旬 モデル施設から補助金実績報告
7 その他(介護助手について)
本県では、介護保険施設・事業所等において、介護職員をサポートする職種で、比較的簡単な単純作業の部分を担う人材を「介護助手」としています。
また、介護未経験者が、介護に関する専門的な知識・技術がなくても行える業務(周辺業務)に従事できるよう、介護助手に関する手引きを作成しました。
介護助手を受け入れる際に必要な整備や周辺業務の切り出し方法、また介護助手に対しての業務説明等が記載されております。
「介護助手」の詳細については、以下の「介護助手についてご案内します」をご確認ください。